SWIMMER、2020年10月26日「復活」-2018年に終了した人気ブランド、再び全国展開へ

東日本地盤の大手ファンシー雑貨グループ「PATTY’S(パティズ)」(福島県会津若松市)は、2018年に販売終了した人気雑貨ブランド「SWIMMERスイマー)」の商品・企画を引き継ぎ、2020年10月26日から販売を開始する。

2018年で一度消えた「青文字系」「ゆめかわいい」雑貨

SWIMMERは、1987年に東京都目黒区代官山で誕生。白鳳(東京都渋谷区)が展開していた。
シンボルは「りんご王子」で、コンセプトは「ノスタルジックキューティ」。きゃりーぱみゅぱみゅなど青文字系モデルや若手女性アーティスト・アイドルにも愛用者が多く、手頃な価格帯もあり“ゆめかわいい”系雑貨店の代表格として人気を集めていた。
近年は従来からのファッションビルに加えてショッピングセンターなどにも出店範囲を広げていたが、仕入れ単価の高騰を理由にブランドの終了を決定。2018年1月末までに姉妹ブランド「chocoholic」を含む全店舗を閉店していた。

SWIMMERの店舗(大阪市)。

その後、白鳳は2018年12月にパティズへのSWIMMER事業譲渡契約を締結し、パティズ主導によるSWIMMERブランド再始動の方針が発表されていた。

「パティズ」の目玉ブランドに-10月末から順次販売

パティズは、1988年12月に福島県会津若松市で「ドリームカーレント」として創業。1992年8月にパティズ1号店を開店、1993年1月に現法人を設立した。
同社は、2020年2月時点では東日本のショッピングセンターを中心に「PATTY’S」「Dear PATTY’S」「WIZ」といった屋号の雑貨店を116店舗展開していたが、6月に福岡県北九州市発祥の国内最大手ファンシー雑貨チェーン「JVA」(滋賀県長浜市)を引継ぐ形で「JapanCreation(ジャパンクリエーション)」を設立、10月に旧・JVA直営店「ChouChou(シューシュー)」の一部を自社店舗化したことで、グループの経営規模を全国区に拡大した。
新生SWIMMERでは、1995年から約22年間旧・SWIMMERの看板デザイナーを務めていた「ひづめみか~る」をディレクターとして起用、SWIMMERアーカイブ本「ひづめみか~るの福音コレクション~ありがとう30周年!Bye Bye SWIMMERを手掛けた同氏監修のもと、パティズの目玉ブランドとして復活することとなった。

ひづめみか~るの福音コレクション~ありがとう30周年!Bye Bye SWIMMER。

今後、2020年10月26日からパティズ直営店やオンラインストア「パティズ楽天市場店」でSWIMMER商品の取り扱いを開始
さらに、今後は都市部でポップアップショップの開設をおこなうほか、11月16日からはパティズ系列外の全国各地のファンシー雑貨店でも取り扱い・販売を開始(再開)する予定となっている。

10月26日からこちらで販売予定(クリック)。

開始時点の取扱リアル店舗はこちら(パティズ、PDF)

追記:11月7日から原宿と梅田のキディランドにポップアップストアを設置する。

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