キッチンジロー、2020年9月30日までに2店舗を残し殆どの店舗を閉店

大手ファミリーレストラン「ジョイフル」(大分市)傘下で、東京都心を中心に展開する洋食レストランチェーン「キッチンジロー」(千代田区)は、2020年9月末までに2店舗を残してそれ以外の全店舗を閉店することを発表した。

閉店するキッチンジロー外神田店。
「シュタインズゲート」や「アキバズトリップ」などの舞台にもなった。

秋葉原や神田で人気の老舗洋食チェーンだった

キッチンジローは1964年に神田神保町で創業。かつては50店舗以上を展開していたが、2020年8月現在は東京都内と大阪市内に15店舗を展開。創業時よりハンバーグなどの洋食メニューが人気となっており、弁当の販売や宅配も実施している。東京都心を中心に展開する小規模チェーンであり、赤字となっていたことから2018 年に西日本最大手ファミリーレストラン「ジョイフル」の傘下となり、経営基盤の強化を図っていた。
秋葉原のジャンク通りに立地する外神田店は、その土地柄アニメ作品などに登場する機会も多く、コラボレーション企画を実施することもあった。

ジョイフル傘下で経営基盤の強化を図っていた

ジョイフルはファミリーレストラン業界3位で、西日本を中心に約800店舗を展開しており、2015年には東京都心に初進出。キッチンジローを傘下にしたあとの2019年にはジョイフルグループのパート・アルバイト社員ほぼ全員(ジョイフル含め全16,929名)を無期労働契約へと切り替えたほか、キッチンジローではバル業態「ほろよいジロー」の出店を進めるなど、グループを通じて経営の立て直しをおこなっていた。
しかし、ジョイフルは2020年の新型コロナウイルス感染拡大による影響で、6月にジョイフルグループの赤字店舗など約200店舗を閉店させることを発表。
8月中には首都圏でも所沢店、横浜あざみ野店など多くの店舗が閉店することとなった。

ジョイフル東京赤坂店。(現在は通常時24時間営業)

2020年10月以降も営業を続けるキッチンジローの店舗は「キッチンジロー九段下店」(東京都千代田区)と「キッチンジロー中之島フェスティバルプラザ店」(大阪市北区)の2店舗。それ以外の13店舗は9月末までに閉店する。
キッチンジローはとくに東京都心の店舗が多く、さらにバル業態の開発も進めていたことから、今回の新型コロナウイルス感染拡大による影響が特に大きかったため多くが閉店することになったと考えられる。
一方で「全店閉店」とはしなかったため、今後残った店舗で何らかの再建策を考えるものと思われる。

外部リンク:ファミリーレストラン ジョイフル
外部リンク:キッチンジロー
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