ツクモ福岡店、2020年6月30日閉店-わずか5年で九州撤退

福岡県福岡市中央区天神のヤマダ電機系総合PC専門店「ツクモ福岡店(TSUKUMO 福岡店)」が、2020年6月30日をもって閉店する。

大規模リストラを打ち出していたツクモ

ツクモ(旧・九十九電機)は1947年秋葉原に本社を置く家電量販店「石丸電気」「サトームセン」とともに電気街のシンボル的存在であったが、経営悪化を機に2009年3月以降ヤマダ電機の完全子会社「ProjectWhite」による経営となった。
同社は2020年5月14日に「オンライン・B2Bビジネス強化」「好調なWEB販売部門、法人営業部門及びオリジナルPC開発部門への人的リソース投入」を理由とした首都圏店舗半数超の閉鎖を伴う店舗統廃合計画を発表。
上記計画の発表後も、同社秋葉原旗艦店「ツクモパソコン本店1・2・3」2号館の「ツクモロボット王国」を廃止しヤマダ電機PB商品「YAMADA SELECT」を新規導入、合わせて3号館を閉鎖する縮小リニューアルを実施。「ツクモDOS/Vパソコン館」5フロアのうち3フロアを暫定的に閉鎖するなど、先行き不透明な状態が続いていた。

ツクモ九州唯一の店舗、わずか5年で閉店

ツクモ福岡店は、2014年12月にヤマダ電機系家電量販店「ベスト電器福岡本店」8階に開店。開業当初の売場面積は約350㎡、同社九州唯一の営業拠点として福岡法人営業所を併設する。
2016年11月にはベストの大規模リニューアルに合わせて7階に増床移転。ツクモが得意とするPCパーツや中古商品の取扱強化に加えて、仮想現実を体感できる「VRデバイス」の体験コーナーを拡充、ベスト電器や館内の漫画・同人専門店「メロンブックス」「らしんばん」と共同販促キャンペーンを実施するなど、九州最大規模の総合PC専門店として親しまれていた。
同社は今回の福岡店閉店について、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響を受け、協議を重ねた結果」であるとコメントしており、店頭での買取やサポート受付についても6月23日をもって終了するとしている。
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ベスト電器福岡本店。

閉店は店舗統廃合の理由をとしているが、新型コロナウイルスの感染拡大による実店舗での売り上げ低下などが影響している可能性もある。

PCショップ閉店相次ぐ福岡市中心部

福岡市は九州随一のPCショップ集積地であった。しかし、2013年5月のユニットコム系PC専門店「TWOTOP博多店」が閉店、2018年2月にパシフィックネットのPC専門店「PCNET博多駅店」が廃業、2019年8月に「ドスパラ博多店」が市内郊外のコマーシャルモール博多に移転するなど、大手PCショップが相次ぎ姿を消しており、福岡の自作PC環境はさらに悪化することになる。

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