ポケモンエキスポジム、2017年9月24日閉館-エキスポシティの目玉施設、僅か2年弱で

三井不動産が運営する大阪・エキスポシティ(大阪府吹田市)の目玉施設であった大型アミューズメント・屋内遊園地「ポケモンEXPOジム」が9月24日で閉館する。

核店舗・ららぽーとエキスポシティの「光の広場」。

目玉施設、僅か1年10ヶ月で…

ポケモンエキスポジムは2015年11月にエキスポシティの開業とともに開館。造船業を中核とするサノヤスグループ(大阪市)が運営しており、ポケモンをテーマとした世界初の屋内型遊園地として当初は人気を集めた。

開業当初のポケモンEXPOジム。

しかし、宣伝不足もあってか普段エキスポシティを使う人以外には知名度が高くない印象もあった。リピーターもあまり呼び込めず、最近の平日は比較的閑散としており、閉館を報じた産經新聞によると、客数は想定の半分にも満たなかったという。サノヤスHDは2017年3月期連結決算で特別損失として約15億円を計上するという。

テナント撤退つづくエキスポシティ

エキスポシティは2015年11月に開業したばかりであるが、周辺ショッピングセンターや施設内店舗同士との競争が激しい立地ということもあって、2017年に入ってから「いかりスーパーホームメイドショップ」、アパレル「SHARE PARK」、「デンハム」「コルテラルゴ」、バッグ「ヴェラ・ブラッドリー」、東急ハンズの小型新業態「ピカロ」などテナントの撤退・閉店が相次いでおり、商圏の拡大が課題となっている。

いかりホームメイドショップ。1月に閉店した。

外部リンク:ポケモンEXPOジム
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