愛知県豊田市広路町にイオンリテールのショッピングセンター「イオンスタイル豊田」が9月7日にグランドオープンした。
イオンスタイル豊田。
旧「ジャスコシティ豊田」を建て替え出店
イオンスタイル豊田は1975年7月に開業し、老朽化のため2015年8月に閉店した「イオン豊田店」(旧・豊田ジャスコシティー→豊田ジャスコシティ→ジャスコシティ豊田)を建て替える形で出店したもの。開店当時は豊田市で最大の大型商業施設であった。

豊田ジャスコシティー(店内掲示より)。

建て替え前のイオン豊田店。
イオンスタイル豊田の建物は地上3階建てで、SC面積は約23,630㎡。(従前のイオン豊田店の売場面積は16,516㎡。)
施設コンセプトは“NEW わたし LIFESTYLE”で、総合スーパーの「イオンスタイル」を核に、子供や孫と共に3世代で楽しめる57の専門店が出店する。
1階には「イートイン専用のレジ」も設置
1階のイオンスタイル食料品売場には、豊田市近郊の新鮮な青果を届ける「地場野菜コーナー」、まぐろに特化した鮮魚コーナー「まぐろのすべて。」といった生鮮をはじめ、デリカの「グリルステージ」、おむすびショップ「ほのみ」、豊田市の学校給食で定番のおやつパン「キングパン」などをラインナップ。
リカーショップ「イオンリカー」では直輸入ワインや日本酒、愛知のクラフトビールなどを扱うほか、フランスの自然派スーパー「ビオセボン」コーナーも設置されている。

イオンリカーではビオセボン商品も取り扱う。
フードコート「まいまいキッチン」には「松屋」や「サーティワンアイスクリーム」といった有名チェーン店が出店。各飲食店での購入商品はもちろん、イオンスタイルの食品売場で購入した商品もイートイン専用レジ「まいまいカウンター」で会計を済ませることで、通常レジを通すことなくその場で食べることが可能だ。

イートイン専用レジ「まいまいカウンター」。
お膝元「トヨタの販売店」が3階に-子供向けサービスも
2階にはイオン最大の面積を誇るウエルネススポーツ専門店「スポーツジアム」が展開。「ジョギング」コーナーを中心に、初心者から上級者まで幅広いニーズに対応した商品を取り揃える。
ファッション売場は、女性向けビジネススタイル「ピュアラスト」や、三河エリア最大級の男性向け「ジャケット・パンツ・シャツ」コーナーなど、働く女性・男性を意識した商品展開がおこなわれる。

2階にはイオン最大のウエルネススポーツ専門店が展開。
3階にはベビー・キッズの専門店「キッズリパブリック」や、ファミリー向け娯楽施設「モーリーファンタジー」など、主に子供が楽しめるフロアとして展開。
また、名古屋トヨペットが運営する自動車販売ショップ「NTP-ark」(エヌティーパーク)では、“トヨタ2000GT”型の子供用カートの貸し出しや「子供安全免許証」の発行など、「未来のトヨタユーザー」にも嬉しいサービスが提供される。

3階に出店する名古屋トヨペットのショップ「NTP-ark」。
イオンスタイル豊田
住所:愛知県豊田市広路町1-1
営業時間:
1階:8:00-23:00
2階・3階:9:00-22:00
※一部売場は営業時間異なる
写真提供:西川屋チェンさん/画像はニュースリリースより。
ニュースリリース:~地域に根づいたお店を目指し、“地域と家族の未来(あした)”を共に創る~ 「イオンスタイル豊田」9月7日(木)グランドオープン(イオンリテール公式サイト)
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鞆鉄道、トモテツビルを解体へ-旧・ダイエー福山店
トモテツグループ(鞆鉄道、福山市)は、JR福山駅前にある「トモテツビル」(旧・ダイエー福山店)を解体する方針であることを発表した。

トモテツビル(旧・ダイエー福山店)。左隣はキャスパ(閉館済み)。
旧・ダイエー福山店、築49年で老朽化
トモテツビルは1968年8月に「ダイエー福山ショッパーズプラザ」の東館として開店。建物は地下1階、地上8階で、ダイエー全館の売場面積は10,699㎡。1986年から2001年まではディスカウントストア「ダイエートポス福山店」となっており、その後再びダイエーに戻ったが、その際に東館にはテナントとしてフタバ図書が出店した。
ダイエー福山店は2005年10月に閉店。ダイエー東館は「フタバ図書」を核店舗としたまま「トモテツビル」として再生したものの、フタバ図書は2009年に撤退(事実上の郊外移転)。多くのフロアが空き店舗となった一方で、福山駅前の商業ビル「キャスパ」の老朽化による閉館に伴い2012年にはアニメイトが同ビルへと移転している。

ダイエー閉店直後。
2017年現在、トモテツビルは地階に居酒屋などが、1階にアニメイトと飲食店が、2階にトモテツグループのオフィスが、6階にカラオケ店が出店・入居する以外は空き店舗となっている。館内は上りしかエスカレータが設置されておらず、フタバ図書撤退以降はエスカレーターも稼働していない。
なお、ダイエー西館は穴吹工務店が取得、サーパスマンションとなっている。

館内のようす。
建物の解体は、9月5日に鞆鉄道の会長が明らかにしたもので、耐震性不足によるもの。築約50年を経ており、老朽化が深刻であるとみられる。
詳しい解体時期や跡地の活用方法、館内店舗の移転先については9月時点では発表されていない。
隣接するキャスパも空き店舗-同じくトモテツ所有
福山駅前では、トモテツビルの隣接地に位置し同じくトモテツグループが大部分を所有するファッションビル「キャスパ」も老朽化のため2012年より空き店舗となっており、大都市の一等地だけに両ビルの今後の活用方法が注目される。

空きビルとなっているキャスパ。トモテツビルの隣接地。
外部リンク:アニメイト福山(核店舗)
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ツルハHD、ドラッグストア業界第1位に-2017年9月に静岡の「杏林堂」買収で
ドラッグストア大手の「ツルハドラッグ」を傘下に持つツルハホールディングス(札幌市)は、静岡県の地場ドラッグストアチェーン「杏林堂」(浜松市)を2017年9月29日付で子会社化すると発表した。これにより、ツルハHDは売上高、店舗数共に業界首位に浮上する。
ツルハドラッグの店舗。(宮城県女川町)
ツルハHD、店舗数・売上ともに業界最大に
ツルハHDは1929年に旭川市で創業した薬局・ドラッグストア大手「ツルハ」を中核企業とした持株会社で、2005年に設立。現在は「ツルハドラッグ」のほか、中国地方で「ウォンツ」などを展開する「ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本」(広島市)、「くすりの福太郎」(千葉市)、「レデイ薬局」(松山市)、「ツルハタイランド」(バンコク市)などを傘下に持つ。
年間売上高は5770億880万円(2017年5月期)で、店舗数は業界最多の1,765店舗(2017年8月15日現在、国内のみ)。国外ではタイ王国にも多くの店舗を持つ。

レデイ薬局。
杏林堂は浜松市で1900年に創業。
年間売上高は894億円(2017年4月期)で、静岡県西部エリアを中心にドラッグストア・調剤薬局を77店舗展開している(2017年9月現在)。
ツルハHDは杏林堂の株式51%を231億円で取得し、連結子会社化する。なお、買収後も「杏林堂」の屋号は維持される方針だという。
ツルハHDと杏林堂を合わせた売上高合計額は6665億円にのぼり、ウエルシアHDの6231億円6300万円(2017年2月期)を抜いてドラッグストア業界の首位に昇り詰める。
東日本のドラッグストア、「イオン寡占化」強まる
一方の業界2位となった「ウエルシアHD」(千代田区)は2016年度に「クスリのマルエ」(前橋市)を傘下に収めるなどしてマツモトキヨシHDから業界首位の座を22年ぶりに奪ったばかりで、早くも「首位交代」の形となった。ウエルシアはこのほかにも2017年9月に「丸大サクラヰ薬局」(青森市)を買収、経営規模の拡大を図っている。
ウェルシア、ツルハともにイオンと業務資本提携を結んでおり、イオンのドラッグストアグループである「ハピコムメンバー企業」に属する。とくに両社が地盤とする東日本では、ドラッグストア業界の「イオン寡占化」がさらに強まることとなった。

イオンとの共同出店も多いツルハ。
IR情報:株式会社杏林堂薬局及び株式会社杏林堂グループ・ホールディングスとの資本業務提携並びに連結子会社の異動を伴う株式の取得に関するお知らせ(ツルハHD公式サイト)
外部リンク:ツルハHD公式サイト
外部リンク:杏林堂薬局公式サイト
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