神奈川県川崎市宮前区の東急田園都市線宮前平駅近くにある同社系複合商業施設「東急宮前平ショッピングパーク」の食品核を担う大型食品スーパー「東急ストア宮前平店」が2025年2月28日をもって閉店する。
田園都市線沿線/宮前平の老舗ショッピングセンター
東急宮前平ショッピングパークは1978年10月に開業。建物は地上2階建4棟で店舗面積は2,052㎡。
開業当初は東急百貨店系の田園都市線沿線向け総合スーパー「宮前平東急バラエティストア」を核とする商業施設であった。
東急ストア「上質化」の先駆け、22年の歴史に幕
東急ストア宮前平店は、2002年10月に「宮前平東急ストア」として開店。建物は地上2階建で営業面積は1,629㎡。
宮前平東急ストアは「品揃え及びサービスの上質化のノウハウを結集した店舗」として、生鮮4品では有機・減農薬野菜やサラダ・フルーツバイキング、和洋中出来立て惣菜を展開。
料理提案コーナー「キッチンスタジアム」や酒類の拡充(280品目)、インストアベーカリー「サンジェルマン」の併設や近隣ベーカリー「ハンスローゼン」焼き立てパンの直送など、東急田園都市線沿線の宮前平という立地特性を活かした商品構成や売場づくりを打ち出した。
東急ストア宮前平店(同社公式より)。
東急ストアは宮前平店開店後、東急沿線への店舗集約(遠隔店舗の閉鎖)と都市型業態「プレッセ」「フードステーション」拡大により上質路線/高級路線をさらに強めていくこととなる。
宮前平東急ショッピングパーク専門店は営業継続
東急ストア宮前平店の閉店は2025年1月に発表されたもの。同店閉店後も東急宮前平ショッピングパークに入居する専門店は営業を継続する予定となっている。
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