テーオーデパート、2023年8月末閉店-函館の木材大手「テーオー小笠原」運営、新型コロナで業績悪化

北海道函館市の百貨店(ショッピングセンター)「テーオーデパート」が、2023年8月末に閉店する。

木材大手「テーオーHD」運営の百貨店

テーオーデパートは木材大手「小笠原商店」(テーオー小笠原テーオーHD)の百貨店部門として1962年10月に開業。1990年にはスーパーマーケット「テーオーストア」の運営も開始した。(2023年時点は2店舗を運営、運営継続)

テーオーデパート。

テーオーデパートは地上6階・地下1階建て(地階は駐車場)、店舗面積は10,313㎡。建物はテーオーHDが所有する。かつては向かいに西武百貨店もあった。
日本百貨店協会には加盟していなかったものの、宝飾品やブランド品の販売もおこなっていた。また、テナントとして「イタリアントマト」「文教堂書店(閉店済み)」「ダイソー」等も出店している。

新型コロナにより56年の歴史に幕

テーオーデパートの閉店はテーオーHDが2023年2月1日に発表したもの。
テーオーHDは閉店理由を「少子高齢化に伴う世帯数の減少により市場規模が縮小するなど厳しい状況で推移するなか、新型コロナウイルス感染症の長期化や急激な円安の進行などにより、主力となる衣料品販売の低迷が続いたことで、収益面は厳しい状況で推移していました。」としている。
店舗跡の活用方法などは、2月時点は発表されていない。

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