東京都千代田区のJR秋葉原駅近く・万世橋交差点前にある「ラオックス秋葉原本店」の地階から3階までが「アソビットシティ」となり、2020年8月1日にリニューアルオープンした。
新装なったラオックス秋葉原本店。
ラオックス本店、免税需要消滅でアソビットに転換
ラオックスは新型コロナウイルスの感染拡大により店舗の大幅削減を発表しており、併せて旗艦店である道頓堀店を日本人客をおもなターゲットとした店舗へと改装。
そこで、秋葉原本店についてもどういったテコ入れが行われるのかどうか注目されていた。
ラオックス道頓堀店。
新装開店したラオックス秋葉原本店は、地階から3階までの全フロアがラオックスのホビー売場「ラオックスアソビットシティ」として営業することとなる(アソビットシティの公式アカウントによる)。
アソビットシティは万世橋交差点そば(それ以前は現ドンキの建物)に単館として営業していたが、「爆買い」ブームに乗るように2015年7月に「ホビー系免税店」としての改装をおこなうと、 多くのフロアがラオックス本館と同様の中国人向け家電・宝飾品売場に衣替え。これにより日本客が大幅に減ってしまい、再びホビー店へと戻ったものの、客足を取り戻すことができず2017年3月に突然閉店。
その後、アソビットシティはラオックス本館の1コーナーとなっていた。
旧アソビットシティ。
しかし、2020年の新型コロナウイルスの感染拡大により、今後は本館の「免税店」としての需要が無くなったため、再びアソビットシティを増床するに至ったものと思われる。
多彩な構成、「恐竜」テーマのフロアも
新装なったラオックス本館のフロア構成は以下の通り。
7階 | 当面閉鎖 | |
6階 | 当面閉鎖 | |
5階 | 当面閉鎖 | |
4階 | LaOX(免税店) | アウトレット・薬 |
3階 | LaOXアソビットシティ | ダイノストア・Toy |
2階 | LaOXアソビットシティ | ファンシーキャラクター |
1階 | LaOXアソビットシティ | アキバサブカルチャー |
地階 | LaOXアソビットシティ | アウトレット・イベント |
1階は「アキバサブカルチャー」がテーマ。
エントランスには全長5メートルの巨大な「恐竜フィギュア」と、日本に2台しかないという台湾で販売された「エヴァバイク」が展示される。
1階店内ではフィギュアを中心にキャラクターグッズを展開しており、頭のおかしい紅魔の娘ことめぐみんの大型オブジェなど記念撮影スポットも設置されている。
記念撮影スポットにはキン肉マンも。
2階は「ファンシーキャラクター」がテーマ。
サンリオを中心に、サンエックスなどのキャラクター商品を扱う。
2階はサンリオ好きにオススメ。
3階は恐竜を扱う「ダイノストア」。
恐竜を紹介するコーナーも設けられるほか、化石なども販売。
そのほか一般のおもちゃコーナー、ガチャガチャコーナーも設けられる。
3階は「恐竜」がテーマ。
地階はガンプラなどを販売。アウトレット売場やイベント会場としても利用される。
かつてのアソビットシティのように、ラブライブ!のスクールアイドル生誕祭などが開かれることもあるのだろうか。
地階はガンプラ中心。
なお、4階は免税店ラオックスのアウトレットフロアとなる。
閉店相次ぐラオックス、変わり身の早さで再生なるか
今回の改装はインバウンド需要の低下に伴うものであり、ラオックスらしい「変わり身の早さ」といえる改装となった。
ラオックスは新型コロナウイルスの感染拡大により九州から撤退するなど店舗網を大幅縮小している一方、先述したように道頓堀店も日本人客をターゲットとした店舗へと改装するなど様々な経営努力をおこなっている。
免税店ラオックスの店舗は最盛期の3分の1以下となってしまったものの、生き残った店舗がどのように姿を変えていくのかが注目される。
ラオックス秋葉原本店/アソビットシティ
住所:東京都千代田区外神田1丁目2−9
営業時間:11時~19時(当面のあいだ)
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