大阪府八尾市の近鉄八尾駅前近くに位置するショッピングセンター「アリオ八尾」に、家電量販店「ビックカメラアリオ八尾店」玩具量販店「ビックトイズアリオ八尾店」が2019年7月1日に開店する。
アリオ八尾。
アリオ八尾の端と端に「ビックカメラ新業態」
ビックカメラアリオ八尾店及びビックトイズアリオ八尾店の売場面積は約3,000㎡。
ビックカメラは、アリオ八尾2階北側の商業ゾーン跡に出店。ビックカメラ業態としては関西4店舗目で、同社が主力とする家電製品や時計、防災用品、薬、日用品、酒類を中心とした商品展開を行う。
同店では、同社のインターネット通販サイト「ビックカメラ.com」にアクセス可能なQRコードや商品レビューの掲示、ビックカメラ.comと共通の価格設定を実現する電子棚札の採用、同社大阪ECセンター(大阪府堺市)に加えて関西・中国地方各店舗からの商品取寄せにも対応した「ネット取り置きサービス」の提供により、オンラインでもオフラインでも便利な店舗を目指す。
また、イヤホンやカメラレンズ、ドローンに加え、歯ブラシやマスク、絆創膏の質感、肌触りを体感可能な展示を行うなど、実店舗ならではの売場づくりを行う。
BIC CAMERA.
ビックトイズは、アリオ八尾3階南側のイトーヨーカドー直営フロア「キッズタウン」に出店。ビックトイズ業態の単独店舗としては国内2店舗目(関西初)で、同社最大の売場面積を擁するおもちゃ売場として、知育玩具、ゲーム、文房具、自転車を中心とした商品展開を行う。
同店では、店内全ての展示台を子供目線の高さに設置し、知育玩具やプログラミング教材を試遊可能な机型の展示台を設けるなど、幅広い年齢層の顧客が買物を楽しめる店舗を目指す。
今回のビックトイズ開店に伴い、イトーヨーカドー直営売場では玩具の取扱いを終了する。
BIC TOYS.
ビックカメラ、セブン&アイ運営施設への出店拡大なるか
セブン&アイHDは、業績不振の総合スーパー「イトーヨーカドー」の経営改革を進めており、既存店のショッピングセンター業態(アリオ)への転換や老朽化が進む都市型高層店舗の建替え、複合店舗化(食品館+マンション)に取り組んでいる。
総合スーパーから食品館+マンションとなったヨーカドー千住店。
セブン&アイHD運営商業施設に出店するビックカメラグループの店舗は2019年6月現在、プライムツリー赤池、イトーヨーカドーたまプラーザ店(2019年秋開店予定)、そごう大宮店の3店のみであるが、今後も総合スーパー改革の一環として、イトーヨーカドー直営家電売場・直営玩具売場の「さらなるビックカメラ化」が起こる可能性もある。
ビックカメラアリオ八尾店・ビックトイズアリオ八尾店
住所:大阪府八尾市光町 2-3 アリオ八尾内 2F・3F
営業時間:午前10時~午後9時
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