名古屋市中区栄にある展望タワー「名古屋テレビ塔」が全面改修のため2019年1月7日から長期休業する。
名古屋テレビ塔。
「タワー六兄弟」の長男、既に「テレビ塔」機能は終了
名古屋テレビ塔は日本初の展望台付きテレビ塔として1954年6月に開業。
設計者の内藤多仲博士は「塔博士」とも称され、同塔を皮切りに「タワー六兄弟」と呼ばれる通天閣(2代目)、別府タワー、さっぽろテレビ塔、東京タワー、博多ポートタワーを相次いで設計している。
2005年には国の登録有形文化財に指定された一方、テレビ塔としての機能は2011年のアナログテレビ放送と2012~2016年まで行われたNOTTVの放送終了を以て終了している。
2020年夏に営業再開-ホテルなど入居へ
今回の営業終了後は、建物の改修・耐震補強が行われる。
名古屋テレビ塔は放送タワーとしての営業を終了したため賃貸収入が減っており、全面改修後により新たなテナントを導入することで、事業の継続を図る。
かつて放送関連設備、オフィスなどがあったフロアには飲食店、高級ホテルなどが進出する予定で、館内は一新されることになる。
また、ライトアップも1月7日から一時中断されることになるという。
今後は東京オリンピック・パラリンピック開催に合わせた2020年7月の再開業を目指して工事が進められる。
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