丸合パティオ店、2018年9月30日閉店-旧・やよいデパート境港店、41年の歴史に幕

鳥取県境港市の大型スーパー「境港ショッピングスクエアパティオ」(丸合パティオ店)が、9月30日に閉店する。

境港ショッピングスクエアパティオ。

やよいデパートとして開業、境港を代表する大型店だった

境港パティオは、丸合・ダイエー系の百貨店(実質は総合スーパー)「やよいデパート境港店」として1977年6月に開業。地上3階建で、売場面積は4,613㎡。同店に出店する衣料品販売店の梅林商店が所有する。
かつては丸合運営の食品・日用品売場に加え、衣料品店、ゲームコーナーなども営業していたが、2010年以降、フロアを1階のみに集約していた。
同店の近隣では、さえきセルバHD傘下の「ホック」(旧・原徳チェーン)が運営する食品スーパー「生鮮市場境港店」も2011年に閉店するなど、山陰地方を代表する観光地となった「境港本町商店街」(水木しげるロード)と対極的に、地域としての集客力を落としていた。

水木しげるロード。

境港駅の西側では「丸合境港ターミナル店」や大黒天物産の食品ディスカウント「ディオ境港店」などが出店、産業道路沿いにはスーパーセンター「PLANT-5境港店」、「ダイレックス境港店」も出店するなど、大型店間の競争が激化しており、開業から41年が経過し施設の老朽化が進んでいた「境港パティオ」が敗れた結果となった。

大黒天物産ディオ境港店。

旧「やよいデパート」はかつて山陰に幅広く展開されていたが、中心市街地立地であった店舗は消滅することとなる。

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