高崎オーパ、2017年秋開業-高崎駅前・ビブレ跡

 イオンモールは、JR高崎駅前に旧ダイエー系(現在はイオン傘下)のファッションビル「高崎OPA」(高崎オーパ)を2017年秋に開店させると発表した。
追記:10月13日のグランドオープン予定が発表された。
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高崎OPAの完成予想図。

高崎ビブレ跡、ようやく計画まとまる

高崎オーパが出店するのは、JR高崎駅と高崎髙島屋の間に出店していた「高崎ビブレ」の跡地。
高崎ビブレは1976年にニチイ(マイカル)により総合スーパー「ニチイ高崎店」として開店。その後「高崎サティ」を経て1996年に「高崎ビブレ」に転換した。
ビブレ転換当初は渋谷109系やラフォーレ原宿系ファッションを中心に導入することで高崎や前橋の若者の絶大な支持を集め、駅ビル「高崎モントレー」の改装にも影響を及ぼしたほか、周辺商店街にもファッション店が集積するようになり、高崎駅前の活性化に大きく寄与した。
一方で、マイカルの経営破綻・イオングループ入り後に「イオンモール太田」と「イオンモール高崎」が開業すると若者が郊外店へと流れるようになると、店舗の抜本的な改革が不可欠となっていた。
そこで高崎ビブレは2014年3月に一旦閉店、イオンモールが店舗を建て替えることが発表されていた。
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旧・高崎ビブレ。

関西では大手のダイエー系ファッションビル「OPA」

「OPA」(オーパ)は旧ダイエー系、現在はイオン傘下のファッションビルで、「オーパ」とは一号店だった「新神戸 Oriental Park Avenue」の略。現在は関西中心に9店舗が営業しており、京阪神では大手のファッションビルとして親しまれている。
OPAは2016年3月にイオン系ファッションビル「フォーラス」と、旧マイカル系ファッションビル・ファッション専門店「VIVRE」を運営するイオンリテールと経営統合をしていた。
OPAは、近隣県にはJR大宮駅前に大宮OPA(食品売場はダイエー、高層階は丸井が同居)が出店しているほか、イオン傘下になってからは再び新規出店に積極的になっており、2017年春にはJR水戸駅前のヤマダ電機LABI水戸店跡に水戸OPA(仮称)を出店することが決まっている。
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大宮OPA。

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水戸OPAが入居する予定のビル。

北関東最大規模のファッションビル

「高崎OPA」は8階建てで、総面積は約42,000㎡、売場面積は高崎ビブレ時代の約2倍となる約26,000㎡が見込まれており、OPAとしても、また北関東においても最大級の大型ファッションビルとなる予定。
2017年秋の開業を目指して工事が進められる。
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高崎OPAの完成予想図。
JR高崎駅とはペデストリアンデッキで接続される。

追記:ファッション・雑貨店などのほか、スーパーマーケット「イオンスタイル高崎駅前」が核店舗として出店する。

高崎OPAのテナントなどはこちら(新しい記事)。

外部リンク:イオンモールの新たな成長戦略・都市シフトを本格始動「(仮称)高崎オーパ」・「(仮称)水戸オーパ」新規出店決定!
参考文献:米浜健人(2007):‘渋谷’化する地方都市駅前.荒井良雄編『流通空間の再構築』pp.197-214.古今書院.
関連記事:水戸オーパ、来春開店-ヤマダ電機LABI水戸跡

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