島根県出雲市に「イオンモール出雲」が、5月2日にグランドオープンした。
イオンモール出雲。木綿街道をモチーフにした外装。
旧イオン出雲店をスクラップアンドビルド
イオンモール出雲は、1989年から2014年まで営業していた旧イオン出雲店の跡地に出店したもの。
敷地面積は旧イオンが約14,000㎡であったのに対し、イオンモールは約45,000㎡まで拡大。駐車可能台数も960 台から約2000台に増加した。
「いづものさんぽみち」をコンセプトにしたモール。
モールのコンセプトは「いつも 出雲で 新感覚」。島根・出雲地域に新たなライフスタイルを提案することを目標としている。
外装は出雲の木綿街道をモチーフにしたグレートーンの格子模様のデザイン。一方、内装はモールを散歩道に見立てた「いづものさんぽみち」をコンセプトに、フロアごとの個性を表現したデザインとなっている。
イオンスタイル核に、山陰初29店など主なテナント
山陰初出店となるテナントは、総合スーパーの「イオンスタイル出雲」、ファストファッションの「H&M」など29店舗。
フロア概要。
モールの核店舗となる「イオンスタイル出雲」の1階では、出雲近郊の採れたて野菜を販売する「産直市 だんだん広場コーナー」や、島根の地酒が充実した「だんだん横丁」など、島根や山陰の地物にこだわった食品コーナーが軒を連ねる。
また、出雲大社を訪問した観光客もターゲットに地元の銘菓を揃えるほか、3世代同居が多い地域ということに配慮した造りとなっており、3階にはイオン直営の大型ベビー・キッズ売場を設けている。
フードコート・レストラン街では「いきなりステーキ」「世界で2番めにおいしい焼き立てメロンパンアイス」など9店舗が山陰初出店となった。
イオン VS イズミゆめタウンの競争に拍車
出雲市では、中心市街地のそばにシネマコンプレックスを備える「ゆめタウン出雲」が出店している。
ゆめタウン出雲。
従来のイオン出雲店は老朽化が進んでおり、今回の建替えはゆめタウンと比較すると見劣りした店舗の刷新に重点が置かれたものとみられる。
今度はさらに両社の競争に拍車がかかりそうだ。
※画像は写真以外は全てニュースリリースより
外部サイト:イオンモール出雲(イオンモール公式HP)
ニュースリリース:イオンモール出雲 5月2日 AM9:00 グランドオープン(イオンモール公式HP)