業務スーパー道内7店舗、2024年7月24日営業再開-ストライキ解除も混乱続く、すすきの狸小路店・苫小牧店・室蘭店など商品完売次第再び休業も

北海道札幌市の狸小路商店街にある神戸物産系業務用食品ディスカウントストア「業務スーパーすすきの狸小路店」を始めとする業務スーパー道内7店舗が2024年7月24日に営業再開した。

道内7店舗、横浜本社の貿易会社がFC展開していた

業務スーパーすすきの狸小路店は、2013年8月に京濱港運(当時)子会社「ケヒコ」の札幌1号店として開店。
2024年7月現在は神奈川県横浜市に本社を置く系貿易会社「エス・インターナショナル」子会社として道内7店舗「業務スーパーすすきの狸小路店」「業務スーパー苫小牧店」「業務スーパー苫小牧東店」「業務スーパー室蘭店」「業務スーパー岩見沢店」「業務スーパー滝川店」「業務スーパー旭神店」を展開している。

業務スーパーすすきの狸小路店。

スト頻発、無期限休業状態だった

業務スーパー道内店舗をめぐっては、2024年6月29日にケヒコ運営の道内6店舗(すすきの狸小路店・苫小牧店・苫小牧東店・室蘭店・岩見沢店・滝川店)が「社長による会社資産の私的流用」を理由に時限ストライキを決行。
7月18日にはケヒコ運営の道内7店舗が「会社資産の私的流用などの放漫経営」「会社弁護士と結託し会社の破産と労働者の解雇を策動」を理由に無期限休業をともなうストライキを決行していた。

経営混乱の影響続く道内7店舗、再び休業の可能性も

東京東部労働組合はケヒコ運営道内7店舗の営業再開に対して「25日が支払い日である賃金が不払いになる可能性が高まってきたこと」「労働者の賃金原資を確保し生活を守るためのやむを得ない措置」を理由として挙げている。
2024年7月24日現在、ケヒコ社長がフランチャイザー会社(神戸物産)に対し、同社の破産方針を伝えているため、商品入荷は未定、商品完売次第再び無期限休業状態となる可能性が高いとしている。

道内28店舗は通常営業

なお、業務スーパーは2024年7月24日時点で道内35店舗を展開しているが、ケヒコ運営7店舗を除く28店舗は通常営業している。

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