アブアブ上野店、2024年6月30日閉店ー地下のABAB赤札堂食品館は2023年5月で営業終了、老朽化と耐震性不足で

東京都台東区のJR上野駅・御徒町駅・京成上野駅近くにあるファッションビル「アブアブ上野店」(ABAB赤札堂上野店)が2024年6月30日に閉店する。アブアブ上野店。

アブアブ上野店、78年の歴史に幕

アブアブ上野店は地下1階・地上8階建て、店舗面積は7,005㎡。地下1階に食品スーパー「赤札堂食品館」、地上1階から7階までがファッション専門店「アブアブ上野店」となっている。女性向けの衣料品を中心に取り揃えるほか、7階には雑貨店「ダイソー」も入居する。8階はアブアブ赤札堂本部となっている。

赤札堂は1916年に東京市深川区で洋品店として創業。東京都内に食品スーパー「赤札堂」を上野店含め10店舗展開するほか、ファッション専門店「ABAB」を上野で展開している。中華料理店「東天紅」や「富士サファリパーク」などを運営する小泉グループに属している。

アブアブ上野店は1945年10月28日に開店し、現在の建物は1970年に建てられたもの。開店から50年以上が経過し、2018年に東京都が公表した耐震診断結果では「震度6強以上で倒壊の危険性が高い」とされていた。

地下1階食品館は先行して営業終了へ

アブアブ上野店は2024年6月30日に閉店する。また、地下1階の赤札堂食品館は2023年5月31日に先行して営業を終了する。閉店理由は「建物の老朽化対応並びに耐震措置等のため」としている。閉店後に再出店するかどうかについては2023年4月時点では不明。閉店に際しては「感謝イベント」も開催するという。

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