マックスバリュ坂田店、2022年10月14日新装開店-てだこ浦西駅近くの旧プリマート、区画整理地区の核として増床移転

沖縄県浦添市の沖縄都市モノレール(ゆいレール)てだこ浦西駅近く、沖縄県沖縄県中頭郡西原西地区土地区画整理事業地内に、イオン琉球の大型食品スーパー「マックスバリュ坂田店」が2022年10月14日午前9時に開店する。

旧プリマートの大型店、38年の歴史に一旦幕おろしていた

マックスバリュ坂田店は、1984年12月に沖縄流通大手の商業施設「プリマート坂田ショッピングセンター」として開業。1999年8月のイオングループ運営会社再編にともない、2002年に現在の店名となった。建物は地上3階建で営業フロアは1~2階、店舗面積は1,418㎡。

マックスバリュ坂田店。
(旧プリマート坂田ショッピングセンター)

プリマート坂田ショッピングセンターの開業当初は、同社旗艦店(一日橋ショッピングセンター)に匹敵する大型総合スーパーであり、マックスバリュへの転換及び減床リニューアル後も地場大手衣料スーパー「マルエー(旧プリマート衣料部/現沖縄三喜マルエー)」を始め複数の専門店が営業したが、「西原西地区土地区画整理事業」などによる建替えのため、2022年9月15日をもって閉店していた。
閉店時にはプリマート・琉球ジャスコ時代のCM放映や記念パネルの展示、大々的な記念式典開催もあり、38年の歴史をもつ旧プリマート主力店に相応しい幕引きとなった。

旧店舗から1.3倍に増床、専門店も再出店

新店舗の建物は平屋建で敷地面積は約6,000㎡、店舗面積は約2,048㎡。
核店舗となるマックスバリュでは売場面積を従来比約1.3倍に拡大し、生鮮部門ではカット野菜・ファストフィッシュ・ファストミート・チルド惣菜といった時短・簡便商品を拡充。惣菜部門では高校・大学隣接という立地特性を活かした「バラエティ豊富なおにぎり(オリジナル手巻おにぎり・ポーク玉子おにぎりなど)」の拡充、「鉄板焼きコーナー」の新規導入を打ち出す。
また、贈答用銘店を6ブランド展開。イートインスペース(無料Wi-Fi導入)は「地域コミュニティの場」として多目的に利用可能とする。
専門店棟には旧店舗時代から引続き100円ショップ「ダイソー」やファストフード店「KFCケンタッキーフライドチキン」、カット&カラー専門店「powerd by なないろ」、24時間利用可能なATM「イオン銀行ATM」、「オートフィート」が出店するなど、プリマート時代から引続き地域を代表するショッピングセンターとしての役割を担うこととなる。

マックスバリュ坂田店。(新店舗のイメージ)

新装開店当日の10月14日午前8時30分からは開店式典も開催予定。開店式典にはイオン琉球鯉渕豊太郎代表や西原町崎原盛秀町長を始めとする関係者が参加を表明しており、マーチングバンド世界コンクールでの優勝経験もある沖縄県立西原高校マーチングバンド部による演奏や記念撮影、テープカット、かるかんプレゼントも行われるなど、沖縄大手流通グループの新装開店に相応しい幕開けとなりそうだ。

てだこ浦西駅のイオンスタイルは開業延期に

イオン琉球はマックスバリュ坂田店に加え、至近距離のてだこ浦西駅前にショッピングセンター「イオンスタイル浦西」を2022年春に開業する方針を示していたが、浦西に関しては開業時期の延期と規模縮小を検討しており、2022年10月現時点では着工に至っていない。

マックスバリュ坂田店

住所:沖縄県中頭郡西原西地区土地区画整理事業地内28街区1
営業時間:24時間営業

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