福島県いわき市常磐関船町に、マルトグループHDのショッピングセンター「マルトSC湯本店」が2022年4月21日午前9時に全面開業した。
ズバ抜けたマルト、常磐関船に大型店出店
マルトSC湯本店は、2021年10月に「(仮称)マルトSC関船」として開業を予定していたもので建物は平屋建2棟、店舗面積は5,854㎡、マルト直営売場面積は約1,921㎡。駐車場台数は357台。同店に先駆け、2021年12月にはアレンザHD傘下のホームセンター「ダイユーエイトいわき湯本店」が敷地内に開店していた。
マルトSC湯本店。
マルトSC湯本店では、ミシュランガイド4年連続掲載店「浅草宿六」三代目亭主三浦洋介氏監修による「職人てづくりおにぎり売場」やいわき平のイタリアンレストラン「La Stanza」北林由布子シェフ総合監修による「ZUBASAN(ずば抜けて美味しいサンドイッチ)シリーズ」といった従来から続く食強化の取組みに加え、同社果物専属バイヤーと管理栄養士・野菜ソムリエによるフレッシュドリンク「ZUBACHU(ズバ抜けて美味しいジュース&スムージー)シリーズ」を新たに展開。精肉コーナーでは「氷感熟成国産豚肉」「鎌倉ハム」、鮮魚コーナーでは常磐ものの鮮魚や地元加工業者による真空魚種を取揃えた「オールいわき魚倶楽部」、グロサリーでは高品質食品スーパー厳選商品群「成城石井SELECTION」を導入するなど、高付加価値型の売場づくりを行う。また、デジタルサイネージ構築を目的とした全部門へのモニターの試験導入や寺岡精工製の次世代型スマホレジ「Shop&Go」の導入、Amazon商品を受取可能な「AmazonBOX」の導入などサービス面の強化を図る。
同店では開店を記念し、マルトおすすめ「ZUBAシリーズ」購入客を対象としたオリジナルタンブラー配布(対象ZUBAシリーズ5個購入客先着300名限定)やおにぎりを監修した三浦洋介氏による実演販売といったキャンペーンイベントを実施する。
スパリゾートの街ならではの施策も
マルトSC湯本店では、いわき市が打ち出すシティセールスプロモーション「フラシティいわき」への賛同を掲げ、店舗内外装にロゴデザインパターンやフラ文化を伝えるグラフィック、イートインに地域情報などを発信する専用掲示板を設けるなど、いわき観光の中心地「フラのまち湯本温泉」活性化の情報発信基地として、地元観光関係団体とのコラボ企画と共同開催を打ち出すとしている。
湯本駅裏のマルト浅貝店は閉店
なお、マルトSC湯本店の開店にともない、 JR常磐線湯本駅裏の「マルト浅貝店」は2022年4月17日をもって閉店した。浅貝店敷地内のドラッグストア「くすりのマルト浅貝店」(グループ会社運営)は21日時点においても営業を継続しているが、スーパー棟の跡地活用については発表されていない。
マルトSC湯本店
住所:福島県いわき市常磐関船町1丁目15番27
営業時間:午前9時~午後9時30分
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