ビブレジーン筑紫野、2022年1月4日閉店-イオンモールの準核だった「筑紫野VIVRE」、14年の歴史に幕

福岡県筑紫野市のJR天拝山駅前にあるショッピングセンター「イオンモール筑紫野」2階の大型ファッションフロア(準核店舗)「ビブレジーン筑紫野(VIVRE GENE筑紫野、筑紫野ビブレ)」が、2022年1月4日をもって閉店した。

VIVRE GENE 筑紫野。

筑紫野に残ったビブレの“遺伝子”、12年の歴史に幕

筑紫野ビブレ(筑紫野VIVRE)は、2008年12月にイオンモール筑紫野の準核テナントとして開店。店舗面積は約4,066㎡(約1,230坪)。マイカル(当時)運営のビブレとしては福岡県内4店舗目で、イオンモールへの出店は福岡県内2店舗目であった。
開業当初はストアコンセプトに「ふたりのビブレ+One:ふたりで楽しむひとつのVIVRE」を掲げ、直営のセレクトショップ「ESPALIER」を核に、「JURIANO JURRIE」「SPIGA」といった109系ブランドや「VG」「PinkMix」といった九州発のファッションブランドを織り交ぜるなど、主要客層を20代前半(ヤング層)に定めたフロアづくりを行っていた。

筑紫野VIVRE。

同店は2011年3月のイオングループ再編を機にイオンリテールの運営に移行。2015年10月には施設の増床リニューアルにあわせ、同社ビブレショップ事業部運営のライフスタイルショップ「VIVRE GENE」に業態転換した。

ビブレジーン筑紫野跡。

同店はビブレの「ジーン(GENE/遺伝子)」を由来とする屋号通り、マイカル時代に開発したメンズファッションショップ「SQUARE FIELD」など自主編集中心の大型ファッションフロアとして営業していたが、施設のリニューアルにあわせて12年の歴史に幕をおろすこととなった。

2,000㎡を超える店舗跡、リニューアルへ

イオンモール筑紫野は、施設全館を2022年春目処にリニューアルする方針を示している。
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イオンモール筑紫野。

イオンモールはビブレジーン跡の活用方法について詳細を明らかにしていないが、ビブレジーン筑紫野は同業態の店舗としてはビブレジーンレイクタウン(OPA運営)に次ぐ面積(2,000㎡程度)を有する店舗だったこともあり、2015年のヒマラヤ(筑紫野ビブレ南側半分跡)同様に新たな大型専門店の導入が見込まれる。

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