「イオンモール筑紫野、12月8日に大規模増床オープン(1)-個性的なテナントで差別化図る」 より続き
オープニングイベントを開催、地域は祝福ムード
筑紫野市のイオンモール筑紫野が、12月8日に大規模増床し、売場面積80,000㎡となってリニューアルオープンを迎えた。
12月8日には開店から「かさの家」の梅ヶ枝餅プレゼントが行われたほか、午後6時からはクリスマスイルミネーションの点灯式が挙行された。
クリスマスイルミネーション点灯式。
イオンモール筑紫野では、リニューアル後初の週末となる12日~13日にも「梅ヶ枝餅プレゼント」、「オリジナルカレンダー作り」、「お楽しみ抽選会」などといったイベントが開催される予定となっている。
特に、大規模なクリスマスイルミネーションは地域住民の人気を呼んでおり、足を止める買い物客が多く見かけられた。
イオンモール筑紫野のクリスマスイルミネーション。
激しさを増す競争
イオンモール筑紫野の周辺には「イオン大野城ショッピングセンター」(旧大野城サティ)、「西友ザ・モール春日」、「鳥栖プレミアムアウトレット」、「イオン小郡ショッピングセンター」、「イオン甘木ショッピングセンター」、「フレスポ鳥栖」(旧・寿屋ジョイフルタウン鳥栖)などといった
大規模ショッピングセンターが非常に多くあり、競合が激しい。
中でも、対抗意識を高めているのがイズミだ。
イズミのショッピングセンター「ゆめタウン筑紫野」は、イオンモールから僅か800mほどの徒歩圏。
ゆめタウン筑紫野は1996年に開店。約3万㎡の売場面積を持ち、かつてはイズミ全店舗の中で売上が1位だったこともある店舗だが、今回のイオンリニューアルに際して人気テナントであった無印良品がゆめタウンからイオンモールに移転するなど、イオンの影響を最も大きく受けた。
そこで、ゆめタウン筑紫野では2016年春のオープンを目指して、全館の大規模リニューアル工事が始まった。
リニューアル工事中のゆめタウン筑紫野。
更に、10kmほど南にあるイズミの旗艦店「ゆめタウン久留米」は、11月25日に大規模増床とリニューアルを行っており、2社間の客引き合戦は今後も続きそうだ。
(参照記事:ゆめタウン久留米、大規模増床しリニューアルオープン)
増床したゆめタウン久留米。
また、歩いて数分の西鉄朝倉街道駅前にある総合スーパー「西鉄ストア朝倉街道店」も、開店45周年を機に 両店の改装に先駆けて大規模リニューアルを行い「西鉄ストアレガネット朝倉街道店」として新装オープン。地場スーパーならではの品揃えに加えて、こだわりの食品を多く取り揃える店舗に生まれ変わったばかり。
今後も、それぞれのスーパーマーケットが改装を重ね、個性を生かした形で客を奪い合うという構図は続きそうだ。
外部リンク:イオンモール筑紫野