HIヒロセスーパーコンボ多久店、2021年8月5日開店-佐賀県初出店、旧コーリー多久寿屋・フードウェイ跡を再生

佐賀県多久市北多久のフードウェイスーパーセンター多久店跡に、ホームインプルーブメントひろせ(本社:大分県大分市)の大型ホームセンター「HIヒロセスーパーコンボ多久店」が2021年8月5日午前8時に開店する。

HIヒロセスーパーコンボ多久店。

寿屋の大型店「コーリー」として開業

フードウェイスーパーセンター多久店の前身となる「多久ショッピングセンター/コーリー多久寿屋/マインズ専門店街」は1992年4月に開業。開業当初の建物は地上2階建で、売場面積は約11,000㎡。管理運営は九州地場大手スーパーの寿屋(現カリーノ、本社:大分県佐伯市→熊本県熊本市)と多久ショッピングプラザが共同で担っていた。

コーリー多久寿屋。

コーリーは開業以来、市内随一の大型商業施設として、寿屋の総合スーパー「コーリー多久寿屋」を核に、佐賀玉屋の百貨店出張所兼店舗「佐賀玉屋多久ギフトサロン」や宝飾品店「銀座ジュエリーマキ」、眼鏡店「メガネのヨネザワ」など専門店約30店舗が出店していたが、2002年1月に(当時)民事再生手続中の寿屋が小売業を廃業したため、施設の7割ほどが閉鎖状態となった。
寿屋廃業後は、新たな核店舗として寿屋と提携関係にあったハロー(現イオン九州)の食品スーパー「アーガス多久店」と大手ホームセンター「ホームプラザナフコ多久店」が出店したが、2009年8月にアーガスとナフコが相次ぎ撤退したため、同年12月に運営会社の多久ショッピングプラザが経営破綻した。
多久ショッピングプラザ破綻後は、カリーノ(旧寿屋)主導による減築改修工事が行われ、売場面積を約6,900㎡に縮小。2011年11月にハイマートグループ(当時)の総合スーパー「フードウェイスーパーセンター多久店」を核とする商業施設にリニューアルした。
しかし、開店10年を前にした2021年6月にフードウェイが閉店していた。

佐賀県初のHIヒロセは“スーパーコンボ”に

HIヒロセスーパーコンボ多久店の建物は地上2階建、売場面積は約6,900㎡。HIヒロセとしては佐賀県初、寿屋跡への出店は佐伯店(寿屋佐伯住吉店跡)・矢部店(STAIR矢部寿屋跡)に次ぎ3店舗目となる。
多久店はHIヒロセの旗艦業態「スーパーコンボ」として、ホームセンターフロアに加え、生鮮4品を取扱う食品フロア「生鮮&業務スーパー」(HIヒロセがFC加盟)や作業着ファッションフロア「THE WORKS DEPOT(ザ・ワークスデポ)」、ペットショップ「ペッツランド」、住宅リフォーム窓口「リフォームステーション」を展開。
生鮮&業務スーパーでは神戸物産のPB商品を前面に押し出しつつ、鮮魚部門に「海星ムサシ(KAISEI MUSASHI)」、精肉部門にダイキョウ食品の「美味しいお肉研究所 未来屋」、惣菜部門に神戸物産グループの「馳走菜」を導入するほか、ホームセンターフロアではDIY用品にや木材・資材に加え、化粧雑貨や衣料品、インテリア、家庭用品、家電製品を取扱う。
また、テナントとして100円ショップ「ダイソー」が新店舗として出店、女性専用健康体操教室「カーブス」が営業継続するなど、従来と同様に衣食住を幅広く取扱う店舗構成となった。

HIヒロセスーパーコンボ多久店フロアマップ。

HIヒロセスーパーコンボ多久店

住所:佐賀県多久市北多久町小侍464番地
営業時間:午前9時~午後9時(通常営業時間)

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