イオン下門前店、2020年6月11日開店-新潟撤退のバロー跡「イオン化」1号店

新潟県上越市の新潟県道186号線沿いに、イオンリテールの食品スーパー「イオン下門前店」が2020年6月11日午前10時に開店する。

イオン下門前店。

イオン、今年4月閉店のバロー跡を引継ぎ出店

イオン下門前店の前身となる「スーパーマーケットバロー下門前店」は2012年11月に開店。建物は平屋建、売場面積は1,792㎡。
バロー下門前店は、2008年4月に開業したバロー上越モール店に次ぐ新潟県内2号店であり、2014年3月には新潟三越伊勢丹の百貨店ギフトサロン「新潟伊勢丹エムアイプラザ上越店」(売場面積430㎡)も出店するなど、ロードサイドの食品核としての役割を担ったが、バローの食品スーパー新潟県内撤退に伴い2020年4月5日をもって閉店していた。
イオン下門前店は、バローから店舗を引継ぎ開店するもので、イオンリテールとしては「イオン上越店(アコーレ)」に次ぎ、上越市内2店舗目となる。
バロー時代と同様に生鮮食品を取扱うほか、イオンのグローサラント型売場「ここdeデリ」やインストアベーカリーを導入する。
伊勢丹などテナントは基本的に継続して営業をおこなう。

新潟バロー跡、順次再生するも上越モールは先行き不透明

イオンリテールは、バローが新潟県内で運営していた3店舗のうち2店舗を引継いでおり、2020年6月25日にはバロー上越寺店跡に食品スーパー「イオン上越寺店」(売場面積1,945㎡)の開店を予定している。
その一方、バローの旗艦店であった「バロー上越モール」(売場面積16,164㎡、バローHD自社所有物件)は、依然として食品売場の後継店舗が決まっておらず、食品核不在のままABCマートや西松屋などの専門店が営業する状態が続けている。
バロー上越モールは、1994年に開業した日本初のパワーセンターを称する「上越ウイングマーケットセンター」、1996年に開業した「上越ショッピングセンターアコーレ」に次ぐ市内有数の商業施設であり、イオンが引継いだ2店舗とともに早急な再生が期待される。

イオン下門前店

住所:新潟県上越市下門前1871
営業時間:午前9時~午後9時
(開店当日は午前10時~午後9時)

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