東京都多摩市と公益財団法人多摩市文化振興財団が運営する大型複合文化施設「パルテノン多摩」が、大規模改修のため2020年4月1日から約2年間休館する。
パルテノン多摩。
多摩センターのシンボル、長期休館へ
パルテノン多摩は多摩センター駅前に1987年10月に開業。
多摩センターのシンボル的存在であり、様々なアーティストやオーケストラなどの公演、また市民活動の場としても定着していたが、開館から築30年が経過しており、老朽化が見られたうえにバリアフリー化が進んでおらず、時代に合わなくなっていた。
そのため、多摩市により近く大規模改修される方針が発表されていた。
バリアフリー化に-大ホールは現在より見やすく
今回の改修は、全館のバリアフリー化、照明装置やトイレの改修などに加えてエレベータの増設、天井を東日本大震災後に制定された基準にあったものに交換するなどかなり大規模なものとなる。
このほか、大ホールでは床のかさ上げ、張り出し舞台の設置などをおこなうため、2018年末から工事が始まっている。改修により柱の配置、席幅なども変更されるため、現在よりも舞台が見やすくなるという。
総事業費は約80億円を見込んでいる。
改修スケジュール。
改修工事は、2022年2月の完成を見込んでおり、同年3月にプレオープン、7月にグランドオープンする計画となっている。
(写真:多摩市ウェブサイトより)
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