大阪府大阪市淀川区の神崎川駅前に位置する総合スーパー「ダイエーグルメシティ神崎川店」が、2019年2月28日午後6時をもって閉店する。
ダイエーグルメシティ神崎川店。
神崎川駅前のダイエー、46年の歴史に幕
ダイエーグルメシティ神崎川店は1972年9月に関西地盤のスーパー「マルエー神崎川店」として開店。ダイエー傘下となったのち、グループ経営再建の過程で進められた運営会社再編の一環で、2002年に「サカエ神崎川店」に改称、2007年に「グルメシティ神崎川店」に改称、2015年のダイエー直営化を機に現在の店名に改称している。
グルメシティ神崎川店・営業終了のお知らせ。
建物は地上4階建で、売場面積は2,874㎡。
1階は直営食品売場、2階は直営衣料・生活用品売場、3階は100円ショップ「シルク」として営業、4階は2006年まで屋内遊園地「らんらんらんど」が営業していたが、2019年現在は閉鎖されている。
競争激しい神崎川エリアの最古参スーパーだった
ダイエーグルメシティ神崎川店は長らく、神崎川駅前唯一の大型店として営業を続けていたが、2014年に駅西口の武田薬品工業倉庫跡地を住友不動産グループが再開発する形で「阪急オアシス神崎川店」が新規出店、徒歩圏内でも2014年4月にはコーヨー淀川新高店跡に「万代淀川新高店」が出店、2017年3月には阪急オアシス野中北店跡に「スーパーマルハチ野中北店」が出店するなど、競合店との競争が深刻化している。
加えて同店は近年、塔屋看板の破損や2階・3階を結ぶエスカレーターの利用停止など老朽化も顕著にみられるようになり、市場における競争力を失っていた。
神崎川駅前の阪急オアシスと住友不動産による分譲マンション。
同店の建物は築40年以上経過しており、閉店後は解体されるとみられる。建替えによる再出店も期待されるが、2019年2月現在閉店後の跡地の活用方法などは発表されていない。
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