オヴォール日本橋ビル、2018年9月13日開業-三井のお膝元・日本橋で初の三井ガーデンホテル

東京都中央区日本橋室町の日本橋JPビルディング跡地に、大型複合ビル「OVOL日本橋ビル」(オヴォール日本橋ビル)が9月13日に開業する。

OVOL日本橋ビル。

新日本橋駅直結「JPビルディング」建替え

オヴォール日本橋は「(仮称)JP ビルディング建替計画」として進められてきたもの。
建物は地上15階、地下3階、塔屋2階建で、延床面積は約28,500㎡。有力地権者は、かつて三井越後屋(三越)から独立した大手紙専門商社「日本紙パルプ商事」で、建て替え前は中国銀行、ユニチカなどが入居する「日本橋JPビルディング」が所在していた。
新たなビル名には同社が2017年10月に定めた三井グループブランド「オヴォール」を冠し、ビルの運営管理は三井不動産が行う。

日本橋初となる三井ガーデンホテルや人気飲食店が進出

地下1階~1階には商業施設となり、テナントとして、肉屋の量り売り食堂「听屋」、バルニバービ運営のオープンカフェ、本格イタリアンレストラン、卓球サロンダイニングなど5つの飲食店が出店する。2~7階はオフィスとなる。
また、地階部分は東京メトロ三越前駅、JR総武本線新日本橋駅に直結される。

新日本橋駅に直結される。

高層階の9~15階には三井不動産グループの高級シティホテル「三井ガーデンホテル日本橋プレミア」(264室)が進出する。
江戸時代から三井のお膝元であった日本橋エリアでは初となる三井ガーデンホテルズで、ロビーに宿泊者専用の「Japanese Bath(大浴場)」が設けられるほか、加賀料理の料亭「浅田」と浅田初となるバー業態「松(MATSU)」も併設される。

レストランイメージ(公式サイトより)。

日本橋エリアでは、三井不動産主導の官民地域一体プロジェクト「日本橋再生計画」の一環として、9月25日に「日本橋高島屋S.C.新館」(日本橋高島屋三井ビルディング)の開業も予定されている。

間も無く開業する髙島屋S.C.(日本橋高島屋三井ビルディング)。

オヴォール日本橋ビルの正面でも、2019年3月の開業に向けて日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業による地上26建の複合施設の建設が進められており、再開発事業の完成が期待される。

外部リンク:三井ガーデンホテル日本橋プレミア – 三井ガーデンホテルズ
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