宮城県仙台市泉区の仙台市地下鉄南北線泉中央駅前に、大型商業施設「セルバテラス」が11月11日にグランドオープンする。
セルバテラス。
食物販、レストランなど30店舗が出店
セルバテラスは住友商事が所有し、住商アーバン開発が運営する商業施設。店舗面積は約5,000㎡で、5階建ての建物のうち1階-3階を商業フロアが占める。
セルバテラスには、泉中央駅前の既存商業施設である「セルバ」、「アリオ仙台泉」に不足していた食物販店やレストランを中心とした30の専門店が出店する。
1階はレストランを中心としたフロアで、「とんかつ新宿さぼてん」、「北辰鮨」のほか、全国初出店となるフルーツスイーツ店「ファーマーズ アンプレスィオン」など11店舗が出店する。
1階にはとんかつ新宿さぼてんが出店。(写真はイオン仙台中山店)
2階は高級チョコレート店の「ゴディバ」や、カフェ&バー「プロント」、東北初出店となるレナウンのアパレル店「シンプルライフ プレミアムストア」など多様な17店舗が出店する。
3階には「ファッションセンターしまむら」と、東北初進出となるニトリの小型店「ニトリデコホーム」が出店する。
なお、東急ハンズの小型ショップ「東急ハンズ トラックマーケット」が2017年3月31日までの期間限定店舗として2階に出店する。
3階には東北初進出のニトリデコホームが出店。
拠点性高まる「北の副都心」泉中央
セルバテラスの開業により泉中央の商業施設は既存のアリオ(イトーヨーカドー)、セルバ、泉中央駅ビル・ウィングを加えた4館体制となった。
一方で泉中央の「進化」は商業面以外でも起きている。
10月1日には泉区本田町にあった仙台循環器病センターがセルバテラスの北側に移転。さらに10月11日からは隣接する富谷町の市政移行に合わせて「泉中央駅発富谷市役所行き」の路線バス(宮城交通)が新たに運行を開始するなど、泉中央は泉区(旧・泉市)の中心としてのみならず、新生富谷市の「玄関口」としての存在意義もより強めるものとなった。

泉中央駅前の商業施設群。
左からウィング、セルバテラス、アリオ、セルバ。
「商業の集積地」として発展を遂げる傍ら、医療や交通と言った都市機能においてもその拠点性を高めることとなった泉中央。
仙台市の「北の副都心」として、今後のさらなる発展に期待がかかる。
「セルバテラス」出店テナント一覧
1F
- ココカラファイン(ドラッグストア)
- 北辰鮨(寿司)
- とんかつ新宿さぼてん(とんかつ)
- ベーカリーレストラン サンマルク(ベーカリーレストラン)
- オステリアハミングバード(イタリアン)
- ザ・バウム(チーズインバウム)
- 炭と藁焼き ひなた家(和食)
- 牛たん炭焼 利久(牛たん専門店)
- フロレスタ(ドーナツ)
- ファーマーズ・アンプレスィオン(フルーツ・フルーツスイーツ)
- そば処三津屋(そば)
2F
- 市名坂薬局(調剤薬局)
- きらやか銀行(銀行)
- アイラッシュサロンブラン(まつげエクステ)
- ザ・クロックハウス(時計)
- ゴディバ(チョコレート)
- フラワープロデュース(生花)
- ウェストコーストダイナー バー&グリル(カリフォルニアン&メキシカン)
- カフェ&バー プロント(カフェ&バー)
- 美容室イレブンカット(美容室)
- げんき堂整骨院(整骨・整体・鍼灸)
- シンプルライフプレミアムストア(レディスファッション・服飾雑貨)
- メリーメリークリスマスランド ミッレ(アニバーサリー雑貨)
- 日々ノ道具 奥田金物(生活雑貨)
- 生活の木(ハーブ・アロマテラピー)
- メガネスーパー(メガネ)
- ブルーブルーエ(生活雑貨・服飾雑貨)
- 東急ハンズ トラックマーケット(生活雑貨)※2017年3月31日までの期間限定
3F
- ニトリデコホーム(ホームファッション)
- ファッションセンターしまむら(ファストファッション)※12月中旬よりオープン
セルバテラス
住所:宮城県仙台市泉区泉中央1-6-3
営業時間:9:00~22:00(一部除く)
関連記事:西友仙台泉店、2016年9月閉店-スケート聖地も存続危機
関連記事:黒川郡富谷町、10月10日より「富谷市」に
関連記事:momoテラス、6月1日に全面オープン
プレスリリース:2016年11月11日(金)『セルバテラス』グランドオープン(住商アーバン開発公式サイト)
外部リンク:セルバテラス(セルバ公式サイト)
ユニバース十和田東ショッピングセンター、2017年11月11日開業-旧・十和田市駅跡地
青森県十和田市の中心部・十和田市駅跡地に「ユニバース十和田東ショッピングセンター」が2017年11月11日に開業する。
ユニバース十和田東店。
「十和田市駅」跡地、ようやく再活用
「ユニバース」(青森県八戸市)は、流通大手「アークス」(札幌市)傘下の地場スーパーマーケット。
ユニバース十和田東ショッピングセンターは、2012年3月で廃止された十和田観光電鉄線十和田市駅の構内ととうてつ駅ビルの跡地に建設されたもので、総店舗面積は6,210㎡で、食品スーパー「ユニバース十和田東店」を核に「ダイソー」や「モスバーガー」など7店舗が出店する。
核店舗のユニバースではベーカリーと一体化した50席のイートインスペース「くつろぎコーナー」や、キッズスペースを設ける。
ユニバース東一番町店は十和田東店への移転により閉店。
なお、近くで営業していた「ユニバース東一番町店」は十和田東店への移転統合という形で11月7日をもって閉店した。
紆余曲折だった「とうてつ駅ビル」再開発計画
1985年に開業した「とうてつ駅ビル」には、ダイエーのフランチャイズ店舗「ダイエーとうてつ駅ビル店」を核に、複数の専門店が入居していた。
このとうてつ駅ビルは「駅舎」「ショッピングセンター」「バスターミナル」の3つの機能を備えており、地方小都市としては画期的な施設だった。
しかし、ダイエーの経営不振により2006年にとうてつ駅ビル店のフランチャイズ契約が打ち切られ、2007年に閉店。その後、大阪の不動産会社「大和システム」が駅ビルの再開発を目的に土地を買収するも、2010年に同社が経営破綻し計画は白紙に。2011年には地元不動産開発会社「FINI」による建物の解体を前提とした複合商業施設の再開発計画が持ち上がった。
そして、2012年3月31日の十和田観光電鉄線の廃線と共に駅ビルの大部分は閉鎖となった。

十和田観光電鉄線。一部の車両は七百駅で保存されている。
(Googleストリートビューより)
ところが、FINIは駅ビル解体後に建設するはずだった複合商業施設の計画を中止し、2014年にユニバースが駅跡を買収。その後、2016年3月にユニバース主導のショッピングセンター計画が発表されたことで、紆余曲折の再開発計画にようやくピリオドが打たれた。
なお、2016年3月には十和田市駅バス停も廃止となったほか、とうてつ駅ビル内で最末期まで営業を続けていた人気の立食いそばは十和田市中央バス停前で営業を行っている。
とうてつ駅ビル店の閉店から9年、そして十和田観光電鉄線の廃線から4年半あまりを経て待望のショッピングセンター開業となったが、度重なる再開発計画の頓挫を目の当たりにしてきた十和田市民にとっては「待ちくたびれた」という印象が強いかもしれない。
(完成予想イメージは公式サイトより)
関連記事:中三百貨店、MIK傘下で経営再建へ
関連記事:イオンモールつがる柏に「つがる市立図書館」開館-ショッピングでの相乗効果狙う
関連記事:アウガ・ショッピングフロア、2017年3月末閉館へ-経営問題で市長辞任、混迷深まる活用方法
外部リンク:「ユニバース十和田東ショッピングセンター(青森県十和田市)」の新設 並びに「ユニバース十和田東店(現東一番町店の移転・新築)」の新規オープンのお知らせ (ユニバース公式サイト)