福岡県大牟田市岬町のネイブルランド跡地に、ルートインホテルズ「ホテルルートイン大牟田」が2025年12月26日に開業する。
有明海を臨むテーマパーク跡地
ネイブルランドは、1989年9月に三井三池炭鉱閉山後の地域活性化を目的としたテーマパーク「ありあけジオ・バイオ・ワールド」運営会社として設立。設立当初は三井三池炭鉱の運営会社「三井鉱山(現日本コークス工業/日本製鐵・住友商事系)」を始めとする三井グループ各社と自治体(福岡県・大牟田市)出資による第三セクターであった。
ネイブルランドは1995年7月に「大牟田市石炭産業科学館」と同時開業したが、バブル崩壊後の景気低迷や計画規模の大幅見直しを背景とした開園延期が災いとなり来場客が大幅に減少。1998年11月に経営危機が表面化し、同年12月に負債総額約60億円を抱え閉園した。
ネイブルランド閉園後は出資企業への補償をめぐり住民訴訟も生じるなど混迷を極めたが、2002年8月に特別清算を開始、大牟田市が跡地を取得するかたちで解決を図った。
その後、2011年3月にネイブルランド隣接地にイオン系広域商圏型商業施設「イオンモール大牟田」が開業、2014年度にネイブルランド敷地一部に帝京大学福岡医療技術学部が新学科併設(看護学科・診療放射線学科)とともに移転するなど新たな地域の拠点づくりが進んだ。
ホテルルートイン福岡県内最大の施設に
ホテルルートインGrand大牟田は、2024年4月にホテルルートインの主力業態「(仮称)ホテルルートイン大牟田」として着工、建物は鉄筋コンクリート造地上10階建で敷地面積は約10,000㎡、客室数は328室。同社としては2017年3月開業の「ホテルルートイン柳川駅前」に次ぐ福岡県内12施設目(アークホテル含む)で同社県内最大となる。
ルートインジャパンは2022年8月に大牟田市と進出協定を締結し、大牟田市宿泊施設立地促進補助金交付の認定を受けるなど、自治体の交流人口促進策に歩調をあわせ、有明海沿岸全域から集客可能な施設の整備に取組んでいた。新施設では宿泊設備に加えて、チムニーと協業展開する海鮮ダイニング「九州 美蔵」と焼肉店「華蔵」を別棟に併設するなど幅広いニーズへの対応を図る。
ホテルルートインGrand大牟田
住所:〒836-0037福岡県大牟田市岬町6-67
営業時間:チェックイン午後3時/チェックアウト翌日午前10時
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