西鉄雑餉隈駅付近〜下大利駅間、2022年8月28日高架化-新駅「桜並木駅」や高架下商業施設も順次開業

西日本鉄道(福岡県福岡市)の「西鉄天神大牟田線雑餉隈駅付近~下大利駅間」が2022年8月28日に高架化された。
高架化当日には午前10時より下大利駅前で開通式が、午前11時より雑餉隈駅前の複合施設(さざんぴあ博多)で開通式典が挙行された。

下大利駅の高架新駅舎と開通式。

駅舎も刷新、雑餉隈~駅間には新駅も

西鉄天神大牟田線雑餉隈駅(福岡市博多区)付近~下大利駅間(福岡県大野城市)の高架化は、福岡県が事業主体となり2003年度より施行中の「西鉄天神大牟田線(春日原~下大利)連続立体交差事業」と福岡市が事業主体となり2010年より施行中の「西鉄天神大牟田線連続立体交差事業(雑餉隈駅付近)」によるもので、総延長は約5.2km。当初は2020年度中の完成を予定したが、1年5ヶ月遅れでの高架切替となった。
高架化区間では駅舎刷新や日中時間帯の鉄道運行速達化、踏切撤去を実施。「街のエントランスをつくる」をコンセプトに、駅舎や付帯施設の機能拡充やバリアフリー化などを2024年11月目処に段階的に実施する。

雑餉隈駅は当面旧駅舎改札口の活用を継続する。

また、西鉄天神大牟田線雑餉隈駅〜春日原駅間には公募により命名された新駅「桜並木駅」(仮名:雑餉隈新駅、福岡市博多区)が2023年度後半を目処に開業する。隣接地には西鉄バス雑餉隈車庫もあるため、駅前の複合開発も検討されている。

桜並木駅は2023年度後半に開業予定。

西鉄担当者によると「高架下空間は各市と協議しながら開発する方針」としており、旧春日原駅舎でみられた食品スーパーや旧下大利駅舎でみられた飲食店、駐輪場やイベントスペースの整備が見込まれる。
新駅舎整備が先行する下大利駅では飲食店(10月中旬)など順次開業、新たな改札口も新設される予定となっている。

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