神奈川県平塚市のツインシティ大神地区に、イオンモールの複合商業施設「(仮称)平塚プロジェクト」が、2023年春に開業する。
(仮称)平塚プロジェクト。
新幹線新駅まちづくりの商業核としてイオン進出
ツインシティ大神地区は、東海道新幹線相模新駅(仮称)の誘致を契機とする組合施行の土地区画整理事業「ツインシティ大神地区土地区画整理事業」の一環によるもので、施行期間は2015年度~2029年度、施行面積は約68.8ha、総事業費は約218億円。
同地区は平塚市のマスタープランにおいて「北の核」と位置付けられるプロジェクトであり、イオンモールの商業施設に加えて、大和ハウスや三井不動産による大型物流施設、市立相模小学校(国道129号線沿いから移転)や交流型情報ステーションといった公共施設、住宅地の開発が進行中。平塚市に隣接する寒川町の「ツインシティ倉見地区」との連絡橋を介した接続により、一体的な「環境共生都市」の形成をめざすとしている。
ツインシティの商業核となる。
新業態として開業する可能性も?
イオンモールによる(仮称)平塚プロジェクトの敷地面積は約131,000㎡、総賃貸面積は約33,000㎡、延床面積は約67,000㎡。駐車台数は約3,300台。
同施設は当初、2018年に「(仮称)イオンモール平塚」として開業する予定であったが、度重なる開業延期を経たのち、2021年1月に着工にあわせて現在のプロジェクト名に変更となった。
同社は2018年4月に(仮称)西風新都プロジェクトの一環としてアウトレットモール新業態「THE OUTLETS HIROSHIMA」を、2021年10月に(仮称)ノリタケの森プロジェクトの一環としてオフィス融合の都市型ショッピングモール新業態「イオンモールNagoya Noritake garden」を相次ぎ開業しており、平塚の同施設も従来と異なるコンセプトの商業施設となる可能性がある。
なお、同社はプロジェクトに対して「ツインシティ大神地区のまちづくりの中核となる施設として、地域の賑わいや交流を生み出し、新しいライフスタイルやエクスペリエンス(体験)を発信する商業施設を創造して参ります。」とコメントしている。
3号公園そばの(仮称)平塚プロジェクト。
イオンモール(仮称)平塚プロジェクト
住所:神奈川県平塚市大神
(ツインシティ大神地区土地区画整理事業地内)
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