長崎県島原市中心部の島鉄霊丘公園体育館(旧・島鉄本社前)駅前に、イオン九州のショッピングセンター「イオン島原ショッピングセンター」が2022年3月18日に開業する。
島原のイオン、約2年ぶりに復活
イオン島原店ショッピングセンターの前身となる九州地場大手総合スーパー「ユニード島原店」は1973年7月に開店。建物は地上3階建で売場面積は5,831㎡。土地建物は島原鉄道が所有していた。
ユニード島原店は運営会社の度重なる再編により、1994年3月に「ダイエー島原店」に改称、2015年9月には「イオン島原店」に改称したが、建物の老朽化や狭小な駐車場を背景に2020年5月をもって一時閉店した。
ダイエー島原店。
なお、隣接する島鉄バスターミナルも2021年2月をもって閉鎖、同年3月には一部機能を島原駅・島鉄総合案内所に移転したが、同年9月にはコロナ禍を背景に島原市内線の大半を廃止している。
浜屋や長崎初・島原初のチェーン出店
イオン島原ショッピングセンターの敷地面積は16,449㎡、売場面積は4,677㎡。駐車場台数は162台。
more into your life.
コンセプトに「“あなたのくらしの真ん中に。”みんなが集まる情報ステーション」を掲げ、イオン九州の総合スーパーを核に、長崎地場百貨店のサテライト店舗「浜屋島原サロン」や長崎県内初となるイオングループのドラッグストア「ウエルシア薬局」、靴量販店「ABC-MART」、眼鏡店「メガネのヨネザワ」、100円ショップ「キャンドゥ」、ファストフード店「KFCケンタッキーフライドチキン」「ミスタードーナツ」「ビアードパパの作りたて工房」、理美容室「ヘアーサロンIWASAKI」など18店舗(ATM2行含む)が出店する。
イオン島原ショッピングセンターのフロアガイド。
直営売場のうち、食料品売場では地場農産市場「じげもんの郷 雲仙岳の恵み」の展開や島原市創設の「島原スペシャルクオリティ商品」といった”じもの商品”を強化、衣料品コーナー「inner&casual(インナー&カジュアル)」ではレディスシャツや靴下など普段着カジュアルを中心に取扱う。また、館内には島原市の行政サービス拠点「しまばらん窓口とるっと」やコミュニティスペースを併設し、住民票や戸籍謄本など各種証明書の発行、印鑑登録、パスポートの申請・交付・切替などに対応。島鉄バスの代替となるコミュニティバス「たしろ号」(2021年10月にデマンド型に移行)の停留所を備える。
コミュニティスペース。
イオン九州は新店舗開業に際して「お買物と地域のお客さまが集まる情報ステーションとしての役割を両立し、暮らしと地域の“真ん中”で島原の皆さまとともに島原の魅力を創造してまいります。」とコメントしており、ユニードダイエー時代と同様に島原市中心部随一の大型総合スーパーとしての役割を担うことが期待される。
イオン島原ショッピングセンター
住所:長崎県島原市弁天町1丁目7080-1
営業時間(イオン):午前9時~午後10時
営業時間(専門店):午前10時~午後9時