イオン島原店、2020年5月31日閉店-旧・ユニードダイエー、2022年に新店舗開店めざす

長崎県島原市中心部の島鉄霊丘公園体育館(旧・島鉄本社前)駅前にあるイオン九州の総合スーパー「イオン島原店」が、老朽化のため2020年5月31日に閉店する。

イオン島原店。

旧ユニード、築47年で老朽化が進行していた

イオン島原店は1973年7月に「ユニード島原店」として島原鉄道が建設した建物に開店。ユニードは福岡市に本社を置く大手スーパーで、1981年にダイエーグループ入りした。ユニードはユニードダイエーと改称したのち、1994年にダイエーと合併、当店も「ダイエー島原店」に改称。その後、2015年9月にダイエーが九州から撤退するのに伴い、イオン九州に譲渡され「イオン島原店」となっていた。
中心市街地立地の店舗で、近隣には島原市随一の商店街「一番街」やスーパー・キッド(旧・島原寿屋百貨店跡地)があるほか、隣接地には島鉄バスターミナルがある。

ダイエー島原店。

店舗は3階建てで、店舗面積は5,831㎡。建物は島原鉄道が所有するが、近年は老朽化が進行しており、また駐車場の狭さも指摘されていた。
テナントとしては手芸のカネダ、キャンドゥ、長崎銀行島原支店などが出店している。

イオン、再出店の意向を示す

イオン九州は建物を解体後に建設される建物に再出店したい意向を示しており、2022年春ごろの開店を目指すという。

イオン九州による新店イメージ。

一方で、現店舗の建物は島鉄が所有しており、建物の建替え・再出店には島鉄の協力が不可欠となるほか、同居する長崎銀行島原支店の仮店舗も必要になると思われ、今後「関係各所との再開発に向けた協議を進めていく」としている。

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