イコアス千城台、2020年7月6日開業-旧・長崎屋ラパーク千城台、ロピア核の新施設に

千葉県千葉市若葉区に、千葉都市モノレール千城台駅直結のショッピングモール「イコアス千城台」が2020年7月6日に開業する。

イコアス千城台。

長崎屋の旗艦店として25年間営業を続けていた

イコアス千城台は、1995年3月に「長崎屋ラパーク千城台」として開業。建物は地上4階建、店舗面積は20,788㎡。
ラパーク千城台は開業当初、長崎屋の大型衣料品スーパー「長崎屋千城台店」と京成ストアの食品スーパー「リブレ京成ラパーク千城台店」を核に、長崎屋系会員制スポーツクラブ「フォルザ千城台」など入居するグループの旗艦店として営業が行われていた。

長崎屋ラパーク千城台。

しかし、ラパーク千城台は、長崎屋の経営破綻に端を発した2007年のドン・キホーテHD(現・PPIH)傘下入りを機に、ディスカウントストア「ドン・キホーテessence(後のドンキッキ!、2015年までに閉店)」の導入やドンキ系不動産ディベロッパー「日本商業施設(パウ)」への運営移行など、ドンキ流の商業施設としてリニューアルが推し進められることとなる。
ドンキッキ!ラパーク千城台店。

その後、2015年1月には開業時からの核店舗であった長崎屋が閉店し、4月には新たな核店舗として催事系アウトレットストア「TONYAモール」や時間制屋内型アミューズメント「キッズUSランド」が出店するなど、“ドンキ不在のドンキ系商業施設”として営業を続けることとなるが、2020年3月に日本商業施設が運営から撤退し大部分が閉鎖状態となった。
ラパーク千城台は、日本商業施設の運営撤退に合わせて、施設名を「千城台ショッピングセンター」に改称。建物を所有する「千葉県まちづくり公社(旧・千葉県都市公社)」に運営が移行した。

施設ブランドを刷新、ロピアを核とする施設に

イコアス千城台は、千葉県まちづくり公社が運営するショッピングモールとして、2020年7月に第1期リニューアル開業、2021年春を目処に全面リニューアル開業する。
施設名は「千城台の憩いの場(ICO)、生活の拠点(COA)として街と人とを結び、これから先もみなさまに愛され続けていくこと」「行こう明日も」といった願いや意味合いを込め、命名されたものとなっている。
第1期リニューアル時点では、首都圏地盤の大手食品スーパー「ロピア」が新規出店、ドラッグストア「マツモトキヨシ」が増床移転リニューアル、そのほか専門店も館内移転などを行う。
ラパーク千城台時代末期は、若葉区最大の店舗面積を有する千城台住宅団地の商業核であったにもかかわらず、集客力の高いテナントが欠落するなど、住民から不満の声が上がっていた。
イコアス千城台には、住民の要望を満たす魅力度の高い施設づくりが期待される。

イコアス千城台

住所:千葉県千葉市若葉区千城台北3-21-1
営業時間:10:00~20:00(店舗によって異なる)

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