愛知県豊田市の豊田市駅・新豊田駅前の豊田市駅西口市街地再開発ビル「t-face」にあるJ・フロントリテイリング傘下の百貨店「松坂屋豊田店」が2021年9月30日に閉店する。
松坂屋豊田店・t-face。
豊田そごうから33年の歴史に幕
松坂屋豊田店の前身である「豊田そごう」は豊田市駅西口市街地再開発ビル「t-face」の核店舗として1988年10月に開店。t-face全館の店舗面積は39,477㎡。そごうの経営破綻により2000年12月に一旦閉店し、その後はt-face専門店街が増床された。
松坂屋豊田店は2001年10月25日に「t-face A館」に開店。松坂屋の店舗面積は18,000㎡。4月現在はA館1階から6階まで(+催事場8階)に出店しており、そごう時代の百貨店面積よりも狭い。
A館レストラン街はt-face専門店街の一部となった。
大丸松坂屋百貨店によると、2020年2月期の売上高は約69億円で、営業利益約200万円の黒字運営だったが、近年売り上げが減少傾向にあったという。閉店により同社は2020年2月期に約8億円の減損損失を計上する予定としている。
後継テナントは未定
t-fece専門店街は営業を続けるとみられ、t-feceを運営する「豊田まちづくり」が松坂屋の後継テナントを募集すると思われるが、4月現在、誘致計画などはまだ発表されていない。
後継テナントは未定。t-faceは営業継続するとみられる。
松坂屋豊田店の閉店により三河地方から百貨店が消滅。愛知県全体で見ても、名古屋市以外の百貨店は一宮名鉄百貨店のみとなる。
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