山口県長門市のJR長門市駅南側で営業する商業施設「長門コミュニティータウン・ウェーブ(WAVE)」が2019年12月31日をもって閉店する。
サンリブ長門。
長門市中心部の大型商業施設、28年の歴史に幕
長門コミュニティータウン・ウェーブの前身となる「長門ショッピングプラザ(ながとプラザ)」1975年3月に開店。
ながとプラザは、長門市駅前の商業核として地元資本の専門店や金子みすゞ顕彰会が運営する記念館が入居していたが、ウェーブの開業に伴い1991年9月をもって閉店していた。
後継となったウェーブは1991年10月に開業。建物は地上3階地下1階で営業フロアは地上2階~地下1階、建物面積は18,762㎡、売場面積は7,731㎡。
開業当初は、サンリブの食品スーパー「サンリブ長門」と地元スーパー「まるみストアー(サンフレールまるみ・サラダ館)」を核に、ながとプラザ内に入居していた地場資本の専門店や金子みすゞ記念館(仙崎に2003年移転)など約40店舗が出店しており、同時期に開業した「丸久長門アトラス(現・フジ長門店)」とともに、長門市を代表する商業施設となっていた。
ウェーブは2011年の改装で、元々同社がFC運営していた大型アミューズメント施設「さんさんランド長門(旧・セガハイテクランド長門)」が廃止され、まるみストアー直営売場を集約するとともに家電量販店「ヤマダ電機」を導入した。
ヤマダ電機が準核テナントとして出店する。
しかし、2019年7月をもってまるみストアーが総合衣料品店「サンフレールまるみ」を廃業したため、2019年12月現在は1階の大部分が閉鎖状態にある。
後継店舗は未定
長門市は、ウェーブを核として近隣に太陽家具、明屋書店、眼鏡市場、ゲオ、ジョイフルなど多くのチェーン店が出店しており、山陰の小都市では珍しい「歩いて暮らせる駅チカ中心商業地」が形成されていた。
それゆえに跡地の再活用方法が注目されるが、今後については12月現在まだ発表されていない。
(写真:全国スーパーめぐりさん)