大手スーパーのイトーヨーカドー・ヨークマート、イズミ(ゆめタウン)、ライフなどがスマホQRコード決済サービス「PayPay」を導入することを発表した。
9月の「スーパーマーケット大還元祭」でPayPay拡大
今回の導入は9月1日から9月30日までのあいだ、PayPayに加盟するスーパーの食品を中心とした売場で毎日10時~14時の間にPayPayで支払うと、最大10%のPayPayボーナスが戻ってくるという「10時~14時がおトク!家計を応援!スーパーマーケット大還元祭」に合わせたもの。
イトーヨーカ堂とヨークマート(本社:いずれも千代田区)は、9月1日から「イトーヨーカドー」約150店舗の食料品売場レジ、「ヨークマート」79店舗でPayPayを導入する。
イトーヨーカドーが国内大手QRコード決済を導入するのはPayPayが初となる。
イトーヨーカドー(丸大新潟店)。
また、イズミ(本社:広島市)は8月29日から「ゆめタウン」「ゆめマート」「LECT」のあわせて103店舗でPayPayを導入する(食品以外も含む)。
このほか、8月上旬にはライフコーポレーション(本社:大阪市)も9月2日より「ライフ」約270店舗でPayPayを導入することを発表している。
これら大手スーパーのPayPay導入はイオン、西友(サニー含む)に続くもの。
なお、8月時点ではイオンは主に首都圏の店舗のみでの導入に留まっている。
ライフ(猿江店)。
東急ストア、原信、ナルス、とりせんもPayPay導入
大手各社以外でもPayPayの導入は進んでおり、8月22日からは東急ストア(本社:東京都)全店でPayPayが導入されたほか、9月1日からはアクシアルリテイリング(本社:新潟県長岡市)傘下の原信・ナルスや、とりせん(本社:群馬県館林市)でもPayPayが導入される。
東急ストア(中央林間東急スクエア)。
PayPayは、百貨店では阪急百貨店、阪神百貨店、博多大丸、佐賀玉屋、藤丸、矢尾百貨店などが、スーパーマーケットではコープさっぽろ、イトーチェーン、ギガマート、京北、ボン・ヴィサージュ、OKストア、ロピア、ハニーグループ、マルハチ、フレスタ、ニシムタなどがすでに導入、もしくは9月までの導入開始を発表しており、流通業界のスマホQRコード決済サービスはPayPayが覇権を握ることとなりそうだ。
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