阪急メンズ東京、2019年3月15日リニューアル-「TENGA」百貨店初出店

東京都千代田区にある複合商業施設「有楽町マリオン」の核店舗「阪急メンズ東京(HANKYU MEN’S TOKYO)」が2019年3月15日にリニューアルオープンした。

阪急メンズ東京。

阪急メンズ東京、開業以来初の大規模改装

阪急メンズ東京(HANKYU MEN’S TOKYO)の前身となる「有楽町阪急」は1984年9月に朝日新聞東京本社、日本劇場、丸の内ピカデリー跡地を再開発し誕生した複合商業施設「有楽町マリオン」の核テナントの1つとして「有楽町西武」とともに開業。「マリオン現象」と呼ばれる一大ムーブメントを引き起こしたが、東京都心部における商環境の変化、消費者嗜好の変化を受けて2011年7月をもって一時閉店。2011年10月に阪急百貨店としては大阪・梅田の「阪急メンズ大阪」(2008年2月開業)に次ぐメンズ専門館「阪急メンズ東京」に業態転換した。売場面積は14,721㎡、営業面積は約11,000㎡。

有楽町マリオン。

今回の大規模リニューアルは、2011年10月の業態転換以来初となるもので、2019年1月から3月にかけて地下1階~地上3階の一部フロア及び4~7階の全フロアを閉鎖、全面改装を実施した。

「冒険基地」テーマに「尖ったカジュアル」を強化

阪急メンズ東京の改装後のコンセプトは「クリエイティブコンシャスな男たちの冒険基地」。
キービジュアルに往年の大スター・石原裕次郎氏を起用し、靴が誕生したといわれる紀元前3,500年を表現したシューズ専門フロア「3500 BCE」(5階)、映画「2001年宇宙の旅」「西部開拓史」をインスパイアした「HOW THE MAN WAS WON」(地下1階)など、各階毎にテーマ性を持たせた売場づくりを目指したという。目標年商は170億円。

各階入口に掲示されるフロアコンセプト。
「”イイ男”にはインテリジェンスとエロスが必要」だという。

館内で特に目を惹くのは百貨店初の常設店となるTENGA専門店「テンガ ストア トーキョー」(6階)。このほかにも、同じく百貨店初となるリスニングルームを導入したレコード・オーディオ専門店「ギンザレコード」、東京のフードカルチャーを代表するトップシェフが喫茶店メニューを現代解釈し再構築したラインナップを展開する「ネオ喫茶 KING」などが出店する。

6階・TENGA。

従来の「ビジネスウェア」中心のメンズ百貨店から大きな路線転換を行った阪急メンズ東京。
館内各所に百貨店らしからぬカジュアルかつマニアックなアイテムが並び、まさに「冒険基地」さながらの売場となった。

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