東京都中央区の築地場外市場に新たな商業施設「築地魚河岸」が2018年10月1日にグランドオープンした。
築地魚河岸・海幸橋棟(6月の獅子祭)。
部分開業から約2年、ようやく全面開業-仲卸機能も
「築地魚河岸」は築地場外市場・新大橋通りから築地波除神社の間に生まれた新たな商業施設。建物は3階建てで小田原橋棟(おだわらばしとう)と海幸橋棟(かいこうばしとう)の2館体制。小田原橋棟は晴海通りから直接入ることも出来る。
築地魚河岸・小田原橋棟。
築地魚河岸はもともと築地市場閉場後の新たな目玉施設として2016年11月に開業する予定であったが、築地市場の閉場延期に伴い同月から一部での暫定営業を行ってきた。
出店店舗は約60店舗で、仲卸業者が多く出店することから卸売機能も備え、午前5時から午前9時までは業者専用。一般客は午前9時から利用できる。
館内にはフードコート形式の「魚河岸食堂」や、食のイベントを開催するキッチンスタジオ、イベントスペースも設けられている。
築地市場は10月6日閉場-10月11日に豊洲に移転
築地魚河岸に隣接する「築地場内市場(築地市場・東京都中央卸売市場築地市場)」は10月6日に閉場する。
築地市場(場内)。
その後、予定から約2年遅れとなる10月11日に豊洲へと移転することとなる。
豊洲市場。
外部リンク:築地魚河岸 | 築地場外市場 – 公式ホームページ
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