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西武春日部店、2016年2月に閉店へ

セブンアンドアイホールディングス傘下の「そごう・西武」は、西武春日部店(埼玉県春日部市)を2016年2月末に閉店する。
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西武春日部店。ロフトなども出店。

春日部唯一の百貨店-クレヨンしんちゃんにも登場

西武春日部店はロビンソン百貨店春日部店として1985年に開店。売場面積は約27,000㎡、売場は地上7階-地下1階で、春日部市では唯一の百貨店。
西武百貨店がセブンアンドアイグループに加入したことにより、2009年にそごう・西武と経営統合し、2013年からは西武春日部店として運営されていた。
西武百貨店化後は、食品売場を中心に改装を実施、商品の高品質化も図ったが、2013年に開業したイオンモール春日部の影響もあり、業績の改善には繋がらなかったと見られる。
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西武春日部店エントランス。春日部市の中心部に立地している。

セブンアンドアイホールディングスは、総合スーパーを中心に不採算店の整理を進めることを表明していた。
跡地の活用方法などはまだ発表されていない。
(担当記者:W)

外部リンク:そごう・西武

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南海和歌山市駅ビル、建替えを発表-2017年ごろに閉店へ

南海電鉄は、和歌山県和歌山市の和歌山市駅前にある「和歌山市駅ビル」を建て替えることを2015年5月に発表した。

南海和歌山市駅。高島屋が出店していた。

2014年まで高島屋が出店

和歌山市駅ビルである南海和歌山ビルディングには、2014年8月まで百貨店の「高島屋和歌山店」が核店舗として出店していたことで知られる。
高島屋和歌山店の前身となる「高島屋和歌山出張店(初代店舗)」は1931年9月に和歌山県内初となる百貨店として和歌山市七番丁に開業。1932年の丸正百貨店開業を受けて、1934年11月に新館を開設したが、1936年1月に火災のため一時閉店、同年2月から建替えリニューアルを進め、同年11月に2代目店舗が開店した。1940年にはグループ傘下の10銭均一ストア「高島屋十銭ストア和歌山店」が開店。1948年8月には店舗名を「高島屋和歌山店」に改称(格上げ)し、同年9月には十番丁に3代目店舗を開店したが、1952年8月をもって閉店。1973年に和歌山市駅ビルに移転した。
和歌山市駅ビルは高島屋グループの食品スーパー「高島屋ストア(フレッシュマート、のちのカナート)」を核に、婦人服や紳士服、化粧品、贈答品などを展開していたが、業績不振や賃貸借契約満了を理由に2014年8月をもって閉店。
高島屋の閉店後、同年9月に高島屋ストアを前身に持つH2Oリテイリング(阪急阪神百貨店、イズミヤ)傘下の食品スーパー「デイリーカナート和歌山市駅店」を核に、100円ショップなどが出店する商業施設へと生まれ変わったばかりだった。
なお、高島屋は2014年8月の和歌山店閉店後、市駅前に贈答品特化型の催事店舗「高島屋和歌山特設会場(5代目店舗)」を出店している。

2017年に閉館する予定-新装は2020年

南海電鉄によると、2015年5月より現在の駅ビルを維持したままオフィス棟を着工。2017年からは現駅ビル撤去に着手し、市民図書館、商業施設などが入った新駅ビルを建設するほか、平行して和歌山市が駅前広場を整備する計画で、全ての工事が完了するのは2020年の予定という。
下記リンク(南海公式)より完成予想図なども見ることができる。

外部リンク:和歌山市駅活性化計画の実施について(南海電鉄)

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