仙台市営地下鉄東西線、12月6日開業

仙台市営地下鉄東西線が12月6日に開業する。
仙台市営地下鉄東西線は八木山動物公園駅~荒井駅を26分で結ぶ13.9kmの新路線。
仙台市電が廃止された1970年代より長年に亘り計画されていたもので、2007年に着工され工事が進められてきた。
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仙台駅前の工事の様子。

東西線の総事業費は約2,300億円。軌間は1435mm、全線複線、最高速度は70km/h。仙台駅でJR線、地下鉄南北線と接続する。
広瀬川と竜の口渓谷附近では地上に出て川を渡るのも特徴となっている。
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仙台市営地下鉄東西線路線図(仙台市ウェブサイトより引用)。

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広瀬川を渡る橋梁(仙台市ウェブサイトより引用)。

東西線では、トンネル内においてNTTdocomo、KDDI、ソフトバンクの携帯電話を使用することができるのも新しい地下鉄ならではだ。
車両は2000系。伊達正宗の兜に因んだ「三日月」のモチーフがデザインされたのが仙台らしい。
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2000系車両。正面に三日月。(仙台市ウェブサイトより引用)。

仙台市営地下鉄では、東西線開業に合わせて全線の運賃体系も変わる。初乗りは200円、八木山動物公園駅~荒井駅は360円となるほか、仙台駅では両線の運賃が通算されるようになる。
また、東西線開業を機に、全線に亘って「副駅名」としてネーミングライツを導入。例えば、南北線長町駅は「イケア前」、北四番丁駅は「仙台放送前」といったような副駅名が設定されることになり、駅名票や車内放送で用いられる。
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「青葉通一番町駅」建設の様子。
ネーミングライツは接続する百貨店が取得、「藤崎前」の副駅名が付く。

12月6日(日)には、荒井駅で開業記念式典が挙行されるほか、地下鉄開業に合わせた記念イベントが沿線各地で実施される。
八木山動物公園駅に隣接する八木山動物公園では、6日を入園無料として「八木山ウインターフェスティバル」を開催。
青葉通一番町駅に隣接する「サンモール一番町商店街」では、大道芸イベントを開催するほか、青葉通一番町駅と地下2階で直結される藤崎百貨店では、地下鉄ICカード「icsca」の広報大使となっているローカルアイドル「アイリス」を招き、開通記念品のプレゼントも行われる。iris
icsca広報大使の「アイリス」(仙台市ウェブサイトより引用)。

そのほか、6日は東北大学や国際センター駅など、沿線各地でイベントが開催される予定となっている。
(イベントの詳細については、各施設ウェブサイトと外部リンクの「まっくる」ウェブサイトを参照)

外部リンク:仙台市交通局
外部リンク:仙台地下鉄東西線沿線ひととまちをつなぐ 情報WEBサイトまっくる

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