大分県大分市明野団地にある大型ショッピングセンター「トキハあけのアクロスタウン」が大規模リニューアルし、12月3日にグランドオープンを迎えた。
トキハあけのアクロスタウン一番街(本館)。
開店45年目のリニューアル
トキハあけのアクロスタウンは1970年に東九州最大のニュータウン・住宅団地「明野団地」のタウンセンターとして仮設店舗で開店。
1971年には現在の本館がオープン。当時は九州初の本格的郊外型ショッピングセンターだった。
その後は1979年、1988年、2006年に増床を行い、現在は本館「一番街」、新館「二番街」、温泉やスポーツクラブなどがある「三番街」の3つの街区で構成されている。売場面積は約28,000㎡。
2015年現在、明野地区には約2万4000人が暮らしており、開業当時に併設されたボウリング場、市役所出張所、郵便局、銀行などは現在もアクロスタウン内で営業を続けている。
本館の一番街(左)と新館の二番街。
アベイルなどが出店
今回の改装では「毎日Happyタウン」をコンセプトに、ファミリー向けの店舗を大きく増やし、しまむら系列の「アベイル」、「バースデイ」や、調理器具と生活雑貨「金山新吉」、喫茶「タリーズコーヒー」などを導入。
「紀伊國屋書店」、「Passport」、「ナムコランド」といった既存テナントの多くも全面リニューアルを実施した。
また、築45年が経過した本館の耐震工事も実施、惣菜バイキングを新たに導入、健康志向に合わせた減塩メニューを提案するなど、直営部分も大幅なリニューアルを行い、近代的な売場となった。
減塩弁当も新たに導入。トキハ他店にも販売を広げる予定。
トキハインダストリーでは、改装後の年商は94億8000万円を見込んでいる。
外部リンク:トキハあけのアクロスタウン