ダイエーグルメシティ稲城店、2024年6月30日閉店-稲城長沼駅前の旧忠実屋、徒歩圏内で自社競合も

東京都稲城市のJR南武線稲城長沼駅近くにあるイオングループの総合スーパー「ダイエーグルメシティ稲城店」が2024年5月30日をもって閉店する。

首都圏地盤の「忠実屋」として開店

ダイエーグルメシティ稲城店は、1977年5月に首都圏地場大手総合スーパー「忠実屋稲城店」として開店。建物は地上2階建で店舗面積は1,397㎡。
開店当初は東京都八王子市を地盤とする地場資本であったが、バブル期の秀和による株式買い占めが発端となり、1992年3月にダイエー傘下に移行。1994年3月にはグループの運営会社再編にともない「ダイエー稲城店」に改称、同社の経営再建にともない現在の店名に改称していた。

徒歩圏内では自社競合も

ダイエーグルメシティ稲城店の徒歩圏内では、2019年12月にイオンタウン稲城長沼の食品核としてイオン系食品スーパー「ピーコックストア稲城長沼店」が開店、2021年7月には南武線高架下に同社系食品スーパー「イオンフードスタイル稲城長沼店」が開店していた。
イオンフードスタイル稲城長沼店は開店当初、「40年以上にわたって営業している『グルメシティ稲城店』とともに、地域の日々の暮らしを支える店舗を目指す」と発表するなど、両店舗を存続する意向を示していたが、ダイエーグルメシティ稲城店は自社競合に加えて老朽化やバリアフリー対応に課題を抱えており、47年の歴史に幕をおろすに至ったとみられる。

ダイエーグルメシティ稲城店。

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