北九州市に本店を置くスーパー「丸和」が、2015年12月から24時間営業を全店において中止することになった。
日本初の24時間営業スーパーだった
丸和は1947年に小倉市にて創業。 1951年にセルフレジを導入し、日本初の本格的スーパーマーケットとなったことでも知られる。
丸和では1979年よりスーパーマーケットとしては日本初の24時間営業を開始。その後、多くの店舗で24時間営業を実施してきた。
丸和小倉本店。日本初の24時間営業スーパー。
丸和は経営の悪化により2011年より広島のスーパーマーケット「ユアーズ」(広島県海田町)の運営となっていたが、ユアーズも2015年9月にイズミの連結子会社となり、経営の効率化を進めていた。
24時間営業を実施していた店舗は、12月より原則として9時~23時の営業となる予定。
京築地区からは全面撤退
この他、丸和は11月末で苅田店、新田原店、サンパル行橋店の3店舗を閉鎖すると発表した。
苅田店、新田原店は旧アパンダ(スーパーなかの)からの授受店舗。
この3店舗の閉店により、京築地区から完全撤退となる。
丸和は既に福岡地区、大分県、長崎県からは全面撤退しており、北九州・筑豊・山口に経営資源を集中する。
丸和サンパル行橋ショッピングセンター。
なお、多くのテナントは営業を継続予定。
(担当記者:W)
外部リンク:株式会社ユアーズ
※追記:2016年2月より一部店舗で24時間営業を再開。