さとちょう、トライアルHDに2023年10月事業譲渡-青森津軽の地場大手スーパー、前社長逮捕などで6月倒産

経営再建中の青森県津軽地方を中心に食品スーパー「さとちょう」を展開する「佐藤長」(青森県弘前市)は、大手総合スーパー「スーパーセンタートライアル」などを運営する「トライアルホールディングス」(福岡県)のグループ会社に、店舗の半数以上にあたる18店舗を事業譲渡する契約を2023年9月19日付で締結した。
さとちょう城東店(青森県弘前市)。

津軽大手のスーパー、前社長逮捕などにより倒産していた

佐藤長は1897年に佐藤商店として創業。1978年に弘前市に「さとちょう」1号店を出店した。
2023年6月時点では津軽地方とむつ市に計26店舗を展開していたが、6月26日付で青森地裁弘前支部に民事再生法を申請・受理されていた。
倒産の原因は価格競争の激化や青森食研の設備投資が経営を圧迫したこととしているが、一部報道では前社長が2022年11月に反社会勢力と関りを持ったなどとして職業安定法違反で逮捕されたことから金融機関からの信用が失墜したことを要因として指摘されている。

トライアルHD、さとちょうの18店舗を引き継ぎへ

さとちょうは倒産後に2店舗を閉店、9月時点で24店舗を運営しているが、このうち18店舗と関連会社「青森食研」、鮮魚テナント「魚三」を10月23日付でトライアルHDのグループ会社2社に事業譲渡する。
地元メディアの報道によると、従業員約800人強の雇用は維持されるという。

トライアルの店舗。

事業譲渡されない店は閉店するとみられるが、すでに閉店済みの2店舗を除いて閉店する6店舗の具体的な店舗名は発表されていない。

関連記事:エコさとちょう大鰐店・平賀駅前店、2023年9月12日閉店-「SDGS」掲げるアウトレット業態、佐藤長の倒産後初の閉店に
関連記事:佐藤長、2023年6月26日に倒産・民事再生法申請ー青森県津軽地方中心に「さとちょう」展開、店舗は営業継続の方針

このエントリーをはてなブックマークに追加