2020年の百貨店売上高、約4兆円に激減-石油危機ごろの水準、一方でスーパーは「売上増」

日本百貨店協会(東京都中央区日本橋)によると、2020年の百貨店売上高が最盛期の半分以下となる4兆円ほどとなることが判明した。

日本百貨店協会。

百貨店売上「激減」-閉店も加速、昭和40年代の水準に

日本百貨店協会によると、百貨店売上高はバブル期の1991年に9兆7130億円を記録したあとは下降を続けた。一方で、リーマンショックで激減したのち、2010年代の10年間は下げ止まりが見られており、毎年おおよそ6兆円前後で推移。2019年は5兆7547億円だった。
しかし、2020年には新型コロナウイルスの感染拡大により売り上げが激減。
テナントの閉店や経営破綻も相次いでおり、昨年から約26%減となる4兆2204億円に留まることとなった。

コロナ禍で経営破綻したレナウンの店舗。

「4兆円」という売上高は、おおよそ1975年の売り上げ水準となる。


図:地域別百貨店売上高推移
(日本百貨店協会加盟店/都商研作成)
同協会の「都市部」とは6大都市+札仙広福

また、百貨店の閉店も相次いでおり、店舗数は1960年代の水準となっている。

2020年8月に閉店した中合。
再開発予定地であるが、5月に再開発より一足早く閉店することを発表した。

スーパーは売上増「巣ごもり需要」反映

一方で、日本チェーンストア協会(東京都港区虎ノ門)によると、去年の全国のスーパーの売上高は12兆7597億円となった。
これは2019年と比べて0.9%ほど増えており、百貨店とスーパーマーケットとで明暗を分ける結果となった。

スーパーマーケットは売上増となった。

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