池袋西口公園に「野外劇場」開設へ-2019年に、公園再整備で

東京都豊島区は、池袋駅前にある「池袋西口公園」を再整備し、野外劇場を開設することを発表した。

池袋西口公園。
(池袋西口公園活用協議会ウェブサイトより、画質補正)

数々の作品の舞台となった公園に「野外劇場」

池袋西口公園は1990年に東京芸術劇場の整備に合わせて開園。
ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」(2000年)、アニメ「デュラララ!!」(2010年)など、数多くの作品の舞台となったことでも知られる。

隣接する東京芸術劇場(公式サイトより)。

野外劇場整備の方針は、豊島区が2017年5月に公開した「池袋西口公園等整備基本計画策定業務プロポーザル実施要項」により明らかになったもの。これを受け、「池袋西口公園活用協議会」は2017年6月に改装後の青写真を明らかにしていた。同協議会によると、一期工事は2017年12月ごろ~2018年3月ごろに、二期工事は2019年1月ごろ~2019年10月ごろに行い、公園再整備・野外劇場化は完了する予定だという(工期は今後変更される可能性がある)。

池袋西口公園活用協議会のウェブサイトより。

2017年9月6日に豊島区長が明らかにした整備計画によると、野外劇場は1500人規模で、大小のステージと大型ビジョンを備えるものとなる見込み。具体的な整備計画は今後発表するという。

近隣の公園も刷新-集客施設を連携させたイベントも

「国際アートカルチャー都市構想」を掲げる豊島区では、2016年に南池袋公園のリニューアルを行ったほか、今後は中池袋公園も刷新。2016年に閉鎖された造幣局東京支局跡地も公園化する方針で、全ての完成後には4つの公園や、東京芸術劇場、そして旧区庁舎跡に誕生する複合施設を連携させた活用も検討されている。

旧・豊島区役所跡に整備中の複合施設。
コンセプトは「誰もが輝く劇場都市」。

外部リンク:池袋西口公園が生まれ変わる!(池袋西口公園活用協議会)
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