小田原アプリ、2016年8月末に閉館へ-旧小田原ビブレ

小田原駅前の銀座通り商店街にある商業ビル「小田原アプリ」が2016年8月末に閉店することが分かった。
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小田原アプリ。

若者に人気の商業ビルだった

小田原アプリは1972年に「ニチイ小田原店」(ニチイ小田原ショッピングデパート、のちのマイカル)として開業。小田原駅から徒歩5分ほどのダイヤ街商店街と銀座通り商店街に面した好立地への出店だった。
1992年にはファッションビル「マイカル小田原ビブレ」に業態転換したもの、マイカルの経営悪化に伴い1999年に閉店。その後、 施設を所有する「小田原ショッピングデパート」による改装を経て2000年に「アプリ小田原」として再開業した。
現在はファッションテナントのほか、「タワーレコード」、「ホビーオフ」、「アニメイト」「サイゼリア」、「島村楽器」などの専門店が入居。小田原駅前を代表する大型商業施設となっており、比較的若年層の客が多い施設だった。
近年も比較的賑わう商業施設であったものの建物の老朽化が進み、改修に多額の費用がかかるために閉館を決めたという。
既に、1月末を以て地階のスーパー「ロピア・ユータカラヤ小田原店」は閉店している。
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地階・食品館入口。2月から地階は閉鎖されている。

撤退相次ぐ小田原駅前の大型店

小田原駅前では、1998年に西武志澤店が、2002年に丸井小田原店が、2013年には箱根登山ベルジュが閉店。更に、今年3月にはアプリに隣接する商業施設「西友小田原EPO」も閉店したばかり。
EPOは館内の多くのテナントが営業を続けているものの、後継の核店舗は決まっておらず、両店舗の閉店は小田原駅周辺の商店街にとって大きな打撃となることは間違いないであろう。
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閉店した西友小田原EPO店。

建物の老朽化による閉館であり、今後建物は解体される可能性が高いと思われるが、小田原アプリの跡地の活用方法などは4月時点では発表されていない。

外部リンク:小田原アプリ | Odawara APRI
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