山口県周南市(旧徳山市)は2016年1月4日より、市役所を旧近鉄松下百貨店跡に移転した。
旧近鉄松下百貨店本館。
市役所開庁中のようす。
ショーウィンドウには周南市の案内が貼られている。
市庁舎の仮店舗としての期間限定活用
今回の市役所移転は市庁舎の建て替えに伴うもの。
近鉄松下百貨店は1962年9月に開業。JR徳山駅近くの商店街に位置しており、永年に亘って周南地区唯一の百貨店として親しまれたが、業績の悪化に伴い2013年2月に閉店した。
旧近鉄松下百貨店(閉店前)。
近鉄松下百貨店が立地していた商店街(みなみ銀座)。
右側が市役所仮庁舎となった本館。
館内は仮庁舎ということもあり、館内はほぼ近鉄松下百貨店時代のまま再活用されている。
仮庁舎としての活用は7階建の本館のみで、1階~5階が市役所として、6階が市民会議室として活用されている。レストランがあった7階は未活用。エスカレータは使用されていないが、エレベータは百貨店時代のまま活用されている。
仮庁舎となる期間は、新たな庁舎が竣工する2018年7月までとなる予定。
2018年完成予定の新市役所(周南市ウェブサイトより引用)。
市役所退去後の活用方法は未定
今回の再活用においては、築年数が比較的新しい南館(4階建、1982年築)は全く活用されていないほか、2018年夏以降の本館の活用方法も未定のままで、跡地問題はまだまだ尾を引くことになる。
子供館(2階建)は、2013年より百貨店の天満屋(岡山市)がギフトサロンとして活用している。
南館は未活用のまま。
営業していた頃の南館。
外部リンク:新庁舎建設に伴う窓口移転のお知らせ(周南市役所 仮庁舎のご案内) (周南市)