山口県宇部市のJR宇部新川駅近くにあった大型シティホテル「ANAクラウンプラザホテル宇部(宇部全日空ホテル)」を核としていた複合ビル「宇部興産ビル」跡に、ホテル「Epoca Base Ube(エポカベースウベ)」核とする複合ビル「宇部ゲートタワー」が2026年4月1日に開業する。
宇部市中心部のランドマークだった高級ホテル
宇部興産ビルの核だった「ANAクラウンプラザホテル宇部」は「宇部全日空ホテル」として1983年に開業、2011年に現名称となった。

ANAクラウンプラザホテル宇部。
宇部市中心部の宇部中央バス停、宇部新川駅や宇部市役所にも近く、開業当初は徒歩圏に宇部中央銀天街や「セントラル大和」「駅前大和」「レッツマルキュー」「宇部井筒屋」「丸信」(全て閉店、丸信跡はレッドキャベツを経て丸喜を核とするボスティビルド)などの大型店・商店街が多くある立地だった。

近隣の宇部中央銀天街。
ANAクラウンプラザホテル宇部が入居する建物「宇部興産ビル」は名建築家・村野藤吾氏が手掛けたもので、地上15階・地下2階建て。ホテルはUBE(旧宇部興産)グループの「ユービーイーホテルズ」が運営しており、建物内にはUBE(宇部興産)のオフィスも入居していた。
ANAクラウンプラザホテル宇部は宇部エリア随一の高級ホテルであり、宇部興産ビルの大きな建物は市内各地から見ることができるため、地域のランドマークの1つとして広く知られていた。
しかし、ANAクラウンプラザホテル宇部を運営する宇部興産の子会社「ユービーイーホテルズ」は、建物の老朽化などを理由に2024年3月にホテルを閉鎖。閉館にともない同社は解散、建物も売却する方針を示していた。
広島のみどりHDが取得、リニューアルして再生
宇部興産ビルを取得したのは、広島県広島市中区に本社を置く地場不動産・ビルメンテナンス大手「みどりHD」。同社は近年積極的にM&Aや物件取得をおこなっている。
みどりHDは宇部興産ビルを解体せず、改装リニューアルしたうえでビル名を「宇部ゲートタワー」に改名。ホテル部分は同社の子会社「第一ホテルマネジメント」が運営するホテル「Epoca Base Ube(エポカベースウベ)」として4月1日より運営を開始する。
同社によると客室数は132室で、「Epoca(エポカ)」には「時代」「節目」を意味する言葉として、新たな一日を始める拠点でありたいという想いを、「Base」にはビジネスの拠点・基点としての役割を担いたいという想いを込めたもので、オフィス棟や会議場と隣接する立地特性を生かし、出張や研修、会議利用など、さまざまなビジネスシーンに対応するとしている。
宇部ゲートタワー(Ube Gate Tower)
エポカベースウベ(Epoca Base Ube)
住所:山口県宇部市相生町8番1号