福岡県久留米市の西鉄天神大牟田線西鉄久留米駅近くにある九州地場大手精肉「小林食品」系食品スーパー「ジョイント久留米中央店」が2025年11月30日をもって閉店する。
久留米を足がかりに食品スーパー展開図った小林食品
小林食品は1974年10月に創業。同社は創業以来長らく食肉加工販売を主力事業としていたが、1990年代後半の地場大手ディスカウント「オサダグループ(ハイパーセンター/ニュートン)」精肉テナント出店を皮切りに業容を拡大、福岡県久留米市に直営食品スーパー「ジョイント久留米店」「ジョイント津福店(現ドラッグストアモリ津福店)」を開店するなど、最盛期には福岡県内に10店舗ほどを展開した。
一方、2010年代以降の店舗数は一貫して減少傾向にあり、2025年5月に鹿児島地場大手精肉「カミチクグループ」傘下となり、一層の不採算事業整理を進めていた。
地場建材メーカー社有地に開店した「ジョイント」
ジョイント久留米中央店は2004年に開店。建物は平屋建で店舗面積は1,000㎡未満。
ジョイント久留米中央店は福岡県久留米市に本社を置く建材設備メーカー「坂本産業」グループ事務所と同社家具インテリア雑貨店「サカモトリビング久留米」跡地に新築したもので、店舗正面及び屋上部は2025年11月現在も坂本産業系駐車場「広又パークサカモト」となっている。専門店としては開店以来長らく、地場老舗製パン「久留米キムラヤ(木村屋系サンルイ運営)」を導入していたが、2017年1月31日のキムラヤ廃業にともない同店内のインストアベーカリー「キムラヤジョイント中央店」も閉店していた。

ジョイント久留米中央店の青果フロア。
西鉄久留米駅周辺での競争激化も閉店の一因か
ジョイント久留米中央店は、運営母体が得意とする生鮮食品(精肉)と上質商品の取扱いに強みがあったが、2021年11月にフラッグクルメの旧岩田屋新館1階跡に「フードウェイ西鉄久留米駅前店」が開店、2024年3月にはレイリア久留米の西鉄ストアが「レガネット久留米タミー店」に業態転換するなど、強みとする領域で競争激化が進んでいた。同店の閉店は2025年5月の親会社変更に加え、駅周辺での競争激化も閉店の背景とみられる。

ジョイント久留米中央店。
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