愛媛県新居浜市にイオングループ系大型食品スーパー「フジ新居浜店」が202年12月19日に開店する。
フジの東予旗艦店「フジグラン」縮小建替に
フジ新居浜店は1976年6月に総合スーパー「フジショッピングスクエア新居浜店」として開店。1993年9月に大型総合スーパー「フジグラン新居浜」として増床新装開業、別館に瀬戸内地場大手複合書店「フタバ図書」愛媛2号店(新居浜店)を導入するなど、東予における旗艦店としての役割を担った。
1999年11月には近隣の同業「ジャスコ新居浜店(現イオンモール新居浜)」に対抗するかたちで旧大店法に基づく増床申請(店舗面積29,170㎡)を実施し認可を得たが、同時期の増床店舗(川之江・高陽・衣山・重信)と異なり、最終的に増床リニューアルに至らなかった。
建替前の建物は地上5階建で敷地面積は41,326㎡、店舗面積は14,093㎡、延床面積は19,915㎡。2024年1月31日の閉店時点ではイオンモール新居浜に次ぐ市内2番目の大型店であった。
直営食品スーパー核のショッピングセンター
フジ新居浜店の建物は平屋建で敷地面積は37,249㎡、店舗面積は2,881㎡(テナント含む)、投資額は約12.2億円、年商予定は約13.8億円。
コンセプトに「一人ひとりのくらしに寄り添う、食と癒しのオアシス」を掲げ、農産売場への産直マルシェ「エフ・マルシェ」や畜産売場への簡便商品導入、デリカ売場の自社ブランド「唐ふじ」「味彩軒」コーナー化といった取組みを打ち出す。
新築棟にはツルハ/フジ系ドラッグストア「くすりのレデイ」を始め、愛媛地場靴量販店「TSURUYA(つるや)」と100円ショップ「ダイソー」の複合店が専門店として入居するほか、敷地内にはフジファミリーフーズの焼肉店「焼肉じゃんじゃか」やフジオフードサービスの定食屋「まいどおおきに食堂昭和通り食堂」、レインズのしゃぶしゃぶ店「温野菜」といった飲食店や自動車ディーラー、郵便局が引続き営業継続する。
既存店と比べても小規模な店舗に
フジは新居浜市内に直営総合スーパーを核とする近隣商圏型ショッピングセンター「フジ本郷店」(1996年5月開店/3,789㎡)、「フジ新居浜駅前店」(2011年3月開店/3.488㎡)を展開しているが、新居浜店は既存2店舗と比べ小規模な新店舗となった。
フジ新居浜店
住所:愛媛県新居浜市新須賀町2丁目10番7号
営業時間:午前9時~午後10時
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