イオンモール仙台上杉、2025年秋開業-2024年3月着工の東北大学雨宮キャンパス跡地再開発、正式名称決定

宮城県仙台市青葉区の仙台市地下鉄南北線/JR仙山線北仙台駅近くにある東北大学雨宮キャンパス跡地に、イオン系商業施設「イオンモール仙台上杉」が2025年秋に開業する。
イオンモール仙台上杉。(2024年のイメージ)

東北大雨宮キャンパス跡地、医療と住宅との複合開発に

イオンモール仙台上杉の建物は地上4階建(店舗棟)と地上6階建(立体駐車場棟)の2棟で敷地面積は約33,000㎡、総賃貸面積は約29,000㎡、延床面積は約75,000㎡。
イオンモール仙台上杉は計画当初「(仮称)イオンモール仙台雨宮」として、2018年6月に着工、2019年秋に開業予定であった。
イオンモール仙台雨宮。(2018年のイメージ)

同施設は、コンセプトに「“Sustainable Community”-多様な世代が住み、交流し、将来的にわたって継承される緑豊かなコミュニティ-」を掲げ、一般財団法人厚生会による「仙台厚生病院」(2024年5月移転開院済み)とともに医療福祉と集合住宅の複合開発をめざしたが、イオンモールに関しては東京五輪にともなう資材高騰やコロナ禍を背景に2024年3月まで着工延期が続いていた。イオンモール仙台雨宮。(2024年のイメージ)

東北大学雨宮キャンパスの文化・歴史継承めざす

イオンモール仙台上杉では、東北大学災害科学国際研究所との産学連携協力に関する協定に基づく防災モールとして、一時避難施設や復興拠点、エリア情報拠点としての機能を整備する。また、旧東北大学雨宮キャンパスの文化と歴史の継承をめざし、守衛室の復元や記念碑を中心とした環境を整備する。守衛室界隈の面影再現の一環として、桜川と呼ばれていた同地への枝垂れ桜の植樹も計画しているという。
イオンモール仙台上杉の緑地形成方針。

このほか、仙台桜川の歴史伝承として、四ツ谷用水のモニュメントを設置し「400年流れ続けるこの四ツ谷用水の歴史を文教地区の当施設から発信、歴史を伝え継いで参ります」としている。

イオンモール仙台上杉(せんだいかみすぎ)

住所:宮城県仙台市青葉区堤通雨宮町1番1号
イオンモール仙台雨宮より住所も一部変更

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